NrealとSpatial、コラボレーションの新時代を築く
新型コロナウイルスの影響でリモートワークが普及した昨今、在宅勤務を促進するためのインフラやツールの進化が始まっています。その中で、NrealとSpatialの提携が注目を集めています。この提携により、Nrealの高さと軽さを誇る複合現実(MR)ゴーグル「Nreal Light」に、Spatialという仮想コラボレーションプラットフォームがプリインストールされることが発表されました。この取り組みにより、物理的な会議が難しい時代においても、コラボレーションを円滑に行う新たな手段が提供されます。
MR技術によるリアルなコミュニケーション
リモートワークでもコミュニケーションをよりスムーズにするために、Nreal LightとSpatialの組み合わせが効果を発揮します。従来のビデオ通話では具体的な感情や表情を伝えにくいことが多いですが、Nreal Lightを通してSpatialを利用することで、アバターとして物理的存在を再現し、同僚や友人と対話が可能になります。この「一体感」は、従来のパソコンやスマートフォンでのコミュニケーションにはない、新しい体験です。
Nreal LightとSpatialの使い方
Nreal Light Developer Kitには、Spatialがプリインストールされており、ユーザーはこのMRプラットフォームを通じて、物理的なオフィス環境を再構築することが可能です。Spatialは、ユーザーがどのようにして仮想の仕事空間を利用するのかを簡素化するように設計されており、仮想のコラボレーション空間を現実のように感じさせる機能を兼ね備えています。実際にNreal Lightを装着することで、3D空間においてチームメンバーとコラボレーションを行い、リアルタイムで意見を交換することができるようになります。
パートナーシップによる革新
NrealのCEOであるChi Xu氏は、AR(MR)が肉体的な存在を超えた強力なコミュニケーション手段であることを評価しています。また、Spatialのビジネス責任者Jacob Loewenstein氏も、ARおよびVRに不慣れな初心者でも扱いやすいプラットフォームを目指していると述べています。この提携によって、より多くのユーザーがARとMRの体験を享受できるようになるでしょう。
今後の展望
NrealとSpatialの提携は、今後のNRSDKアップデートでさらに進化していく予定です。開発者は、Nreal Lightを用いてSpatialアプリを活用し、フォトリアルなデジタルアバターとリアルタイムで対話できるようになります。この新たな共同作業の手法は、ビデオ会議や出張の必要性を減少させ、チームの進化を加速させると期待されています。
Nrealについての詳細
Nrealは、物理とデジタルの世界を融合させることを目指す企業であり、主力製品であるNreal Lightと、その専用3DシステムNebulaによって、MR体験を先導しています。Nrealの目標は、全てのユーザーにMRを届けること。今後、日本国内でもKDDIの店舗でNreal Lightのデモが体験できます。
Nrealの詳細については、
公式サイトや
開発者プログラムでご確認ください。さらに、Nreal Light Developer Kitの予約注文は
こちらから行えます。