新潟医療福祉大学と十日町高校、未来の医療人材育成を目指す高大連携協定を締結
2023年12月15日、新潟県立十日町高等学校と新潟医療福祉大学が高大連携協定を結びました。この協定は、高校生に医療系資格や職業に関する理解を促進し、地域社会に役立つ人材を育成することを目指しています。これにより、十日町高等学校は本学と21校目の連携先となりました。
新しい学びの形、クロス探究科の設立
十日町高校では2024年度から普通科に新たに「クロス探究科」を設ける計画があります。この新科目は、大学や研究機関との共同による探究的な学びを提供し、学生が理系・文系といった従来の枠にとらわれず、多様な分野を横断的に学ぶ機会を創出します。これにより、学生はより深い学問の探求を行うことが可能になります。
高校生に求められる新たなスキル
新潟県立十日町高等学校の鈴木勇二校長は、高大連携を通じて、大学の教員や学生からのアドバイスによって生徒の探究活動を深めたいと述べています。多様な価値観や専門的視点に触れることで、生徒は自己の課題を見つけ出し考え行動する力を磨くことができ、さらなる大学での学びにつながることが期待されています。
医療系の専門的支援体制
新潟医療福祉大学では、すでに高大連携協定を結んだ高校を対象に、医療系の資格や職業に関する出張講義や職業体験、探究学習の支援を行っています。また、JA新潟厚生連や長岡赤十字病院、NSGグループ病院と協力して、高校生向けの病院見学も実施。このように、医療人材の育成に力を注いでいます。
新潟医療福祉大学の特徴
同大学は、看護、医療、リハビリ、栄養、スポーツ、福祉、医療ITなど6学部16学科を持つ全国屈指の医療系総合大学です。ここでは、必要とされる「チーム医療」を実践的に学べる環境が整っており、全学的な資格取得支援体制や就職支援体制を完備。これにより、全国トップクラスの国家試験合格率や高い就職実績を誇っています。さらに、同大学のスポーツ系学科生は、医療や栄養と結びつけた新しい学びを体験できます。
NSGグループのビジョン
NSGグループは、教育事業や医療・福祉・介護事業を中心に、健康やスポーツ、建設、不動産から食、農、さらにはエンタテインメントまで多岐にわたる事業を展開しています。地域が「世界一豊かで幸せなまち」となることを目指し、「人」「安心」「仕事」「魅力」をキーワードに地域活性化に貢献するプロジェクトを推進しています。
このように、新潟医療福祉大学と十日町高校の連携は、未来の医療人材を育てる重要なステップと言えるでしょう。