株式会社イミューが手がける新たな取り組みとして、北海道白糠町で初めての冷凍生うにがふるさと納税の返礼品に登場しました。この商品は、北海道産のエゾバフンウニを使用し、特許技術を駆使した特殊冷凍方法により、生の風味を残したまま冷凍されています。
全国的にもふるさと納税受入れ額で著名な白糠町。この町では、これまでも多様な地元特産品が返礼品として提供されてきましたが、冷凍生うにの出品は初の試み。漁獲量が多く、質の高いウニを生産している北海道であるため、全国から高い評価を受けています。その中でもエゾバフンウニは、特に人気の高い品種で、その味わいは繊細かつ濃厚です。
ウニの特性として、非常にデリケートなため、通常の輸送方法では型崩れや品質の低下が避けられませんでした。しかし、イミューの新しい冷凍技術によって、ウニは加熱することなく生の状態で冷凍されるため、品質を保持しつつ、賞味期限を通常の1ヶ月まで延ばすことが可能になりました。これにより、消費者は新鮮なウニを、型崩れの心配なしに楽しむことができます。
年末年始の特別な食事にぴったりな豪華海鮮丼セットも開発されました。こちらは、冷凍生うにに加えて、白糠町産のいくら醤油漬けやホタテのお刺身がセットになっています。新鮮な海の幸をふんだんに使ったこの海鮮丼は、特別な日を彩るのに絶好の選択と言えるでしょう。
株式会社イミューは、「地域に根を張り、日本を興す」というビジョンを元に、地域資源を活用したブランド化を推進しています。2022年にはリピートの寄付可視化システムを開始し、2023年には北海道白糠町に新たに水産加工会社、株式会社シラリカを設立。地域の一次産業の発展をサポートしつつ、地域から発信される高品質な製品を世界に広めるための取り組みを行っています。
今後も、北海道の豊かな食文化を活かしつつ、新しいビジネスチャンスを創出することが期待されます。
出典:農林水産省「漁業・養殖業生産統計」令和4年(2022年)