107年目の挑戦
2024-10-04 09:38:20

創業107年の老舗甘党そば『こかく庵』が存続をかけてクラウドファンディングに挑戦

明石市の甘党そば「こかく庵」とは



兵庫県明石市に位置する「こかく庵」は、107年の歴史を誇る老舗の甘党そば店です。この歴史あるお店が、地域の人々の思い出の一部となる中、現在、存続の危機に直面しています。代表の横田茜さんは、約一世紀の伝統を守るべく、クラウドファンディングに取り組んでいるのです。

プロジェクトの背景



「こかく庵」は、創業以来、数々の困難を乗り越えてきました。大正6年に創業されたこの店舗は、第二次世界大戦や阪神淡路大震災といった厳しい時代を経て、地域に根付いた存在となりました。しかし、今年の2月頃、先代から多額の負債が伝えられ、閉業の可能性も考えられました。しかし、常連客や地域の方々からの支援の声に励まされ、継続を決意したのです。

右も左も分からぬまま、模索しながら進む中で、横田さんはたくさんの応援に勇気づけられました。このような環境から、地域に根ざした伝統の味を残し、広めていきたいという思いから、クラウドファンディングに挑戦することを決めました。現在、このプロジェクトはCAMPFIREにて実施中で、すでに目標の100万円を達成し、さらなる高みを目指しています。

クラウドファンディングのリターン



プロジェクトには、特別なリターンも用意されています。特に注目すべきは「晦日そば」。この伝統的な料理は、明石の名産を活かした具材が贅沢に盛り込まれており、特別な想いが込められています。具体的な具材は、焼き穴子や厳選された蒲鉾、めでたい雰囲気を演出する煮込みかしわなどが用意されており、地域の魅力を感じる逸品となっています。

また、「こかく庵」の晦日そばは、地域の人々が集まり、感謝や願いを込めて楽しむ特別な食材です。お出汁はこだわりの鰹節を使用した柔らかな甘味が感じられ、お子様からお年寄りまで安心して楽しむことができます。時の流れと共に多くの人に愛されてきたそばを、ぜひ体験してみてはいかがでしょうか。

地域との繋がり



4代目店主の横田さんは、「こかく庵」が続いてきたのは多くの人の支えがあったからこそだと語ります。地域に愛される店舗の継続には、常連客や地域貢献に努める姿勢が必要です。クラウドファンディングが進む中で、感謝の気持ちが大きく膨らむことを感じ、店を続ける意義を再認識しているそうです。

結び



現在、クラウドファンディングは10月3日の時点で222万3千999円の支援が集まり、温かいメッセージも多数寄せられています。「こかく庵」の味を後世に伝えるための挑戦が、地域に力強い未来をもたらすことを、私たちも見守っていきたいと思います。店舗の詳細については、公式HPやSNSをチェックしてみてください。

【店舗情報】
こかく庵
所在地 : 兵庫県明石市本町2-5-6
営業時間 : 11:00~17:00
定休日 : 木曜日・第2水曜日
公式HP : こかく庵
公式Instagram: kokakuan



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会社情報

会社名
こかく庵
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