国立映画アーカイブが開催する特別上映企画
国立映画アーカイブでは、4月7日から「発掘された映画たち」と題した特別上映企画を実施します。この企画は、株式会社IMAGICAエンタテインメントメディアサービスと共同で進めており、今回が第12回目の開催となります。映画ファンにはたまらないこのイベントでは、39作品、28プログラムがラインアップされ、日本映画史に名を刻む名作やこれまであまり注目されていなかった隠れた名作がスクリーンに戻ってきます。
転換点となる上映内容
本企画では、映画聖典とも言える名作が集まるだけでなく、再評価の時を待つ映画人たちの知られざる傑作も多く取り上げられる予定です。オリジナルの映像体験を再現するために専門家による解説や弁士、伴奏付きの上映も実施され、その魅力が存分に堪能できます。特に、フィルム修復技術の進化を感じられる展示も見どころの一つです。
期待の作品一覧
大藤信郎や荒井和五郎の影絵アニメーションなど、興味深いアニメ作品も紹介されます。特に『なまくら刀』のデジタル復元版は、新たに公開されることが注目されています。
かつてのオリジナル版を観る機会がなかった『暖流』は、169分の16mmプリントから新たに作成された35mmプリントで上映されます。この復元により、戦前の映像美を再発見できる絶好のチャンスです。
小津の戦前最後の作品であり、進化したデジタル技術を用いて復元された最長版が目の前に立ちはだかります。この作品は、2023年のヴェネチア国際映画祭でも問題視された名作であり、国立映画アーカイブでの初めての上映となります。
珍しい映画体験の提供
上映予定の映画の中には、銀残しプリント作品や、可燃性オリジナルネガからのダイレクトプリントも含まれています。『226』や『この世の外へ クラブ進駐軍』は、当時の技術的背景や独自の色彩再現を体感できる貴重な機会が提供されます。また、評価が後れた映画人の名作も取り上げられ、広範囲な視点で日本映画を楽しめることが期待されます。
開催概要
「発掘された映画たち2026」は、2026年4月7日(火)から5月10日(日)まで、国立映画アーカイブ内の長瀬記念ホールで開催されます。月曜日は休館日となりますので、訪問の際にはご注意ください。
主催は国立映画アーカイブとIMAGICAエンタテインメントメディアサービス。入場料金は一般1300円、高校・大学生及び65歳以上1100円、小・中学生900円、障害者及び付添者は800円と、幅広い層に楽しんでもらえるよう配慮されています。詳細は
公式ページをご覧ください。興味を惹かれた方は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。