国立工芸館プロジェクト
2020-04-01 13:01:11

国立工芸館移転記念!新作制作プロジェクトが始動

国立工芸館の新たな挑戦



独立行政法人国立美術館が主催するクラウドファンディングの第2弾が、2020年4月1日よりスタートしました。このプロジェクトは、国立工芸館の石川移転を記念し、12人の工芸・美術作家による新作制作を目的としたものです。工芸の未来を担う才能ある作家たちへの支援を通じて、美術の世界に興味を抱く方々を増やすことを狙いとしています。

国立工芸館とは?



国立工芸館、正式には東京国立近代美術館工芸館は、2020年夏に石川県金沢市に移転し、国立工芸館として新たに生まれ変わります。この美術館は、日本海側初の国立美術館であり工芸振興のナショナルセンターとして発展を目指します。また、その建物には、歴史的価値のある旧陸軍の施設が活用されており、観覧者にはただの美術館を超えた歴史的な体験も提供されています。

プロジェクトの概要



本プロジェクトでは、工芸の文化を支える「茶の湯」をテーマに、全国から選ばれた12名の現役作家が新たな作品を制作します。彼らの作品は、国立工芸館内での展示やイベントで実際に使用され、観客はその質感や技術を直に体感することができます。この取り組みは、ただのアート作品の展示ではなく、教育的な側面を持つことも意図されています。プロジェクトに参加する作家には、陶磁器から木彫、漆芸まで、多様なジャンルで活躍するアーティストたちが参加します。

参加作家一覧:
  • - 内田鋼一(陶磁)
  • - 津金日人夢(陶磁 青瓷)
  • - 新里明士(陶磁 白磁)
  • - 和田的(陶磁 白磁)
  • - 今泉毅(陶磁 天目)
  • - 見附正康(陶磁 色絵)
  • - 坂井直樹(金工 鍛金)
  • - 三代 畠春斎(金工 鋳金)
  • - 安藤源一郎(漆芸 蒟醬)
  • - 松崎森平(漆芸 蒔絵)
  • - 水口咲(漆芸 髹漆)
  • - 須田悦弘(木彫)

このプロジェクトでは、支援者向けに多様なリターンが用意されており、支援金の額に応じて特別に制作された作品や招待券、年間パスなどを提供します。

参加方法



プロジェクトは、2020年4月1日から6月22日までの83日間にわたり行われ、目標金額は300万円に設定されています。支援は専用のクラウドファンディングサイトを通じて提供され、オンラインでのクレジットカード決済、またはゆうちょ銀行の窓口・ATMからの振込が選べます。

支援額は、3,000円から500,000円まで8つのコースがあり、各コースには特典が異なります。具体的には、50,000円以上のコースには作家が特別に制作した茶器やアート作品が返礼されるなど、支援者には非常に魅力的なリターンがあります。

文化の未来を共に育む



国立美術館は、アートファンだけでなく、一般の人々にも工芸の魅力を広めたいと考えています。このプロジェクトを通じて、美術館と来館者の関係を越えた新たな「仲間」として、共に文化・芸術を盛り上げていくことが期待されています。348名の支援者が参加した第1弾プロジェクトの成功を受け、今回はさらに多くの新しい「仲間」を迎え入れたい、という思いが込められています。

工芸を好きになりたい方、また新たなアート体験を楽しみたい方の参加をお待ちしています!

詳しくは、【約合町国立美術館のクラウドファンディングサイト】(https://crowdfunding.artmuseums.go.jp/)をぜひご覧ください。

会社情報

会社名
独立行政法人国立美術館
住所
東京都千代田区北の丸公園3-1
電話番号
03-3214-2561

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