ウィングテック、日本市場に本格的に進出
世界最大のスマートフォンODM企業、ウィングテックが日本での業務を正式に始動しました。この決定は、同社が2018年度において約9000万台のスマートフォンを出荷し、ODM市場のグローバルブランドランキングで1位に輝いたことに基づいています。ウィングテックは2006年に設立されて以来、設計から開発、部品調達、製造に至るまでの一貫したサービスを提供し、世界の通信機器ブランドとの強固なパートナーシップを築いてきました。
IT専門の調査会社であるIDCや、米国のIHS、中国のSinoリサーチなどの調査機関によって、ウィングテックは長年にわたりODM業界のトップクラスとして評価されています。2018年12月にオランダの半導体メーカーであるネクスペリアを約4100億円で買収したことで、同社はスマートデバイスや車載ネットワーク用の電子製品に至るまで、そのプラットフォームをさらに拡大することが可能となりました。
ウィングテックは2019年4月に日本法人を設立し、日本向けの商品に特化した設計・開発から生産までのODMサービスを展開します。同社はモノづくりの専門家として、各分野での革新的な商品の提供を目指し、高品質の製品を市場に届けることをお約束します。
さらに、AIやロボティクス、IoT技術の発展を進めるために、ウィングテックはプラットフォームとエコシステムを推進し、技術の融合をサポートします。ハードウェアやソフトウェアの開発環境も提供し、特にIoT開発における課題であるラストワンマイルのカスタマイズを解決する挑戦に取り組みます。
今後、ウィングテックは日本の取引先と共に、新技術や新商品、新市場の開発に取り組み、持続可能な社会の発展にも寄与していくという意気込みを見せています。また、日本ウィングテック株式会社の本社は東京都中央区日本橋大伝馬町に位置しており、代表的な経営陣が企業の方向性をリードしています。
会社概要
- - 商号: 日本ウィングテック株式会社(Wingtech Technology Japan, Inc.)
- - 所在地: 東京都中央区日本橋大伝馬町6-5-9F
- - 代表取締役会長: 張 学政
- - 代表取締役: 馮 麗萍
- - 資本金: 7,500万円
ウィングテックは今後、日本市場でのプレゼンスを高め、革新的なテクノロジーを通じて、多くの顧客を魅了することを目指しています。これからの展開に大いに期待が寄せられています。