三田市に新たな医療の息吹が吹き込まれる
2025年4月21日、医療法人社団青山会(理事長:田場 隆介)は、三田市において「年齢や疾患を問わない地域総合診療・地域救急」を開設します。この新たな取り組みは、特に小児と高齢者を対象としており、地域における医療サービスの形を根本から変えることを目指しています。
この新しい医療サービスは、三田市の歴史的な転換点を反映しています。曾ては「人口増加率日本一」を誇ったこの街が、今後は「後期高齢者増加率日本一」へと変わろうとしているのです。市民病院の統合移転や、医師不足という深刻な問題が浮かび上がっています。そんな状況の中で、高齢者や小児の救急医療は既に限界に達しつつあります。
そこで、医療法人社団青山会は、地域救急サービスの新しい形を提案します。特に「必要なときすぐ来る」医療や「医師同乗で迅速に向かう」体制を実現し、地域住民における安心感を提供します。
救急医療の実情
最近の新型コロナウイルスの影響で、全国各地で感染症や慢性疾患が増加しています。これに伴い、救急外来が逼迫し、救急車の応需も困難なケースが増えています。特に小児の救急医療は十分な地域資源がなく、困難を極めています。これからの時代において、三田市での高齢者救急と小児救急の混乱は十分に予想できる状況です。
青山会は、医局にとらわれない多様な医療人を集め、地域総合医療を学びたい医師たちの入職を促すことで、この課題に挑みます。医療サービスの提供は、単に医療行為を行うだけではなく、地域と共に作り上げていくものです。
医療の新たな形
青山会の目指す地域医療のフレームワークは、救急医療と在宅医療の連携により、高齢者が安心して最期を迎えられる環境を整えます。医療サービスを一箇所に集中させるのではなく、地域において医療を提供し続けることが重要です。また、日曜日や祝日でも受診できる体制を整えることで、急な体調不良にも対応しました。
私たちの目標は、子どもたちの健やかな成長を支えることと、元気な方々がさらに元気を保てるような仕組みを作ることです。医師や救急救命士など、多くの医療人との連携を深めていきます。
2025年の4月21日、新たな医療の扉が三田市で開かれます。地域の皆さんに寄り添った医療サービスが、ここ三田から始まるのです。