旧六瀬中学校跡地
2024-09-06 12:06:05

旧六瀬中学校跡地の活用計画が進展、地域の未来を切り拓く新事業の始動

引き継がれる地域の想い


兵庫県猪名川町に位置する旧六瀬中学校は、長い間地域の教育の場としてだけでなく、コミュニティの中心的な存在としても機能してきました。令和4年3月31日に閉校したこの学校は、地域資源としての役割を見直し、新たな価値を生み出すプロジェクトが始動しています。地域の活性化、雇用創出、そして地域貢献を目的としたこの事業は、地域住民の生活を豊かにすることを目指しています。

基本協定の締結式


2023年9月9日、旧六瀬中学校の跡地活用に関する基本協定の締結式が行われました。参加者には、学校法人あけぼの学園理事長の安家周一氏、認定NPO法人コクレオの森代表の藤田美保氏、猪名川町町長の岡本信司氏など、地元の関係者が名を連ねました。この式典は、卒業生や保護者にとっても感慨深いものであり、地域の新たなスタートを象徴する重要なイベントとなりました。

プロジェクト概要


新しい事業提案は「学校を中心とした住み続けられるまちづくり事業」です。具体的には、地域の子どもたちの主体性を大切にした体験・対話重視の教育を行う私立学校(小中学校)を設置することを目指しています。これにより、地域の教育環境を充実させ、新たな住民の移住を促進し、地域にとっての持続的な発展をもたらすことを狙っています。

既存の課題とその対策


旧六瀬中学校区は、人口減少、少子高齢化が進行する地域であり、空き家の増加や地域活力の低下といった課題が顕著です。このような背景の中で、跡地の有効活用は急務であり、地域住民の生活を改善する手立てとして多くの期待が寄せられています。新たなプロジェクトでは、専門的な知識と地域に根ざした実績を持つ事業者が中心となることで、より実効性のある地域振興が期待されます。

進行状況と今後の展望


旧六瀬中学校跡地の活用に関する調査は、令和4年4月から開始され、多数の会議や市場調査を経て令和6年6月に優先交渉事業者が選定されました。今後は、具体的なプランの実行に移ると共に、地域住民との連携を深めていくことが不可欠です。教育移住の促進を図ることは、単に移住者を増やすだけではなく、地域経済の活性化や子どもたちの未来を豊かにするためにも非常に重要です。

地域との連携


このプロジェクトが成功するためには、地域住民との協力が欠かせません。事業者は住民の意見を反映させながら、より良い教育環境の提供を目指します。また、住民自身が地域の担い手となり、プロジェクトに参加することで、愛着のある地域をつくる一助となることも期待されています。

結論


旧六瀬中学校跡地活用計画は、地域資源の再生と持続的な発展を目指す新しい一歩です。教育と地域活性化が密接に結びつく中で、地域に新たな風を吹き込むことは間違いなく、未来の猪名川町での住み続けられる社会の実現に寄与することでしょう。地元の人々、そして新たに訪れる人々にとって、温かみのある地域づくりが進んでいくことを願っています。


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会社情報

会社名
NPO法人コクレオの森
住所
箕面市小野原西6-15-31
電話番号
072-735-7676

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