参加型裁判演劇
2023-01-10 10:48:35

観客全員が裁判員!新しい参加型裁判演劇が始まる

新しい形の演劇体験!観客全員が裁判員



日本初の試みとして、観客全員が裁判員として参加する「参加型裁判演劇」が注目を集めています。この演劇では、観客が裁判員候補者として呼ばれ、ルーレットで選ばれた6名が実際に裁判官の席に座り、被告人や証人に質問を行います。観客一人ひとりが裁判の進行に関わり、日常生活では決してできない法廷体験を楽しむことができるのです。

物語の背景



演劇の舞台となるのは、都内墨田区で起こった強盗殺人事件です。被告人の佐瀬研一は、借金に悩まされ、かつて働いていたホリカワ機械の経営者に金を借りようとしますが、拒絶されます。そこで彼は金を盗むことを決意。深夜に侵入した事務所で経営者を見つけ、ナイフで命を奪い、更には妻も刺殺します。この事件の背景には何があったのか、観客はその真相を追いながら判決を考えます。

裁判の進行



参加者は、裁判が進行する中で、自らが選ばれた裁判員としての責任を感じつつ、被告人や証人の証言を基に判断を下します。審理の後、評議室に移動し、その場で判決を議論。選ばれなかった観客は、ネット経由で質問を投げかけたり、意見を述べたりすることができ、全員が裁判に参加しているという一体感が生まれます。このように、参加型演劇は観客の意見や感情を豊かに取り入れ、毎回異なる結末を迎えるのです。

主催団体と演出



このユニークなイベントは、一般社団法人リーガルパークが主催しています。同団体は法教育を推進するため、全国の小中高生に模擬裁判を通じた教育を展開しています。演出を手掛けるのは、元検察官で法教育に力を入れている今井秀智氏です。彼は、法律監修だけでなく、俳優たちにリアルな証言を求める演技指導を行うなど、リアリティを追求しています。

公演情報



参加型裁判演劇『極刑』は、2023年1月27日(金)に東京ウィメンズプラザで開催されます。公演の詳細は以下の通りです:
  • - 日時: 2023年1月27日(金)13:00/17:00(開場は各公演の30分前)
  • - 場所: 東京ウィメンズプラザ
  • - 出演者: 東虎之丞、村木藤志郎、高橋奈緒美、三咲順子、すずきまさえ、染木彩花、佐藤有、今井秀智
  • - チケット料金: 前売 一般:3,500円、学生:2,500円(当日料金はそれぞれ500円増)

結論



参加型裁判演劇『極刑』は、観客に新たな視点と経験を提供します。法廷という非日常の場に身を置くことで、参加者は法やルールについての理解を深め、自らの意見を持つ意味を体感することができるでしょう。この体験を通じて、私たち一人ひとりの視点から法を考える機会が生まれるのです。

会社情報

会社名
一般社団法人リーガルパーク
住所
東京都渋谷区東3丁目25番3号203号室
電話番号
03-6408-0616

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