アジア選手権で銀メダルを獲得した山田優
2025年6月18日、インドネシアのバリで開催されたアジアフェンシング選手権において、男子エペの選手、山田優が見事に銀メダルを手にしました。今回の大会では、WR(ワールドランキング)6位という位置からの挑戦でしたが、彼はその期待を上回る活躍を見せました。
準々決勝、準決勝を勝ち上がり
山田選手は、準々決勝で同じ日本の古俣聖選手(WR7位)に対し、15対9で勝利を収めました。この勝利により、彼は自信を深め、次の準決勝へと臨みました。準決勝でも、カザフスタンのSHARLAIMOV Vadim選手(WR39位)に対して、15対7と好成績で勝利し、決勝進出を果たしました。
決勝戦は接近戦
決勝の相手は中国のWANG Zijie選手(WR40位)。試合は激しい接近戦となり、山田選手は果敢に攻撃を仕掛けましたが、決着は惜しくも13対15で敗北という形に終わりました。それでも、彼は6年ぶりにメダルを獲得し、過去の実績(2019年の千葉大会での金メダル)を再び胸に刻むこととなりました。
喜びと悔しさ
表彰式では、銀メダルを手にした山田選手の笑顔が印象的でした。彼は自らのコメントの中で、長い間メダルから離れていたことに触れ、取得できたことに喜びを漏らしながらも、最後まで勝ちきれなかったことへの悔しさも語りました。「団体戦でその悔しさを晴らしたい」と前向きな姿勢を示し、次の試合に向けて気持ちを新たにしています。
団体戦への期待
山田選手は、6月21日に行われる団体戦に向けても期待を寄せています。「応援よろしくお願いします」とファンに呼びかけ、再挑戦への意気込みが感じられました。成功と失敗が交錯する中、山田選手の今後の活躍に期待が高まります。
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