親子の絆を感じる「しゃばけ」最新刊の魅力
2024年11月28日に発売される「しゃばけ」シリーズの文庫最新作『こいごころ』。この作品の解説を担当したのは、若手人気俳優であり、幅広いジャンルで活躍を見せる南沢奈央さんです。彼女は自らも親子での思い出と共に、『こいごころ』の魅力を伝えます。
「しゃばけ」シリーズの魅力とは?
「しゃばけ」シリーズは、1999年に初めて登場して以来、23年という長い年月にわたり、多くの世代にわたって愛され続けています。この作品は、妖怪や江戸時代の文化を背景にしたファンタジー要素が盛り込まれており、親から子へ、そしてさらにその子へと、自然と読まれてきました。南沢さん自身もそのファンの一人であり、親子の会話をきっかけにシリーズに触れたと語っています。
ある時、南沢さんは母親に「本当はどんな小説が好き?」と尋ねました。すると心の内を話す母が「妖怪が出てくる話」が好きと即答。その時に「しゃばけ」という名が挙がったという、まさに運命的な出会いが、彼女の読書人生の出発点となるのです。
新たな名作誕生
『こいごころ』はシリーズ第21弾として、全5つの短編を収めています。南沢さんはこの作品の解説において、ある物語が「新たな名作の誕生である」と考えています。その詳細は文庫を手にしてからのお楽しみですが、南沢さんはこの作品を通じて、ファンタジーの魅力だけでなく、親子の絆や家族の温かさを感じてほしいとも語っています。
解説を執筆する南沢奈央さん
南沢奈央さんは、1990年生まれの埼玉県出身の俳優。立教大学で現代心理学を学んだ後、2006年に連続ドラマで主演デビューを果たし、幅広いメディアで活動しています。また、大の読書家でもあり、読書に関連するラジオ番組のナビゲーターを務めるなど、本への情熱は並々ならぬものです。彼女はエッセイストとしても知られ、多くの書評を手がけており、また湖南語を使った落語にも親しんでいます。
書籍の詳細
- - 作品名: こいごころ
- - 著者: 畠中恵
- - 発売日: 2024年11月28日
- - 形式: 文庫
- - 定価: 737円(税込)
- - ISBN: 978-4-10-146143-4
- - 購入リンク: 新潮社 - こいごころ
南沢奈央さんが紡ぐ文庫解説に触れることで、親子の関係の温かさや『こいごころ』の魅力を再発見できることでしょう。ぜひ、発売日を楽しみにしている方々に、手に取ってもらいたい1冊です。