TBSラジオ特番が聴取率でトップを記録
2024年の衆院選に向けたTBSラジオの特別番組が、関東1都6県のradikoで著しい聴取率を達成しました。放送されたのは10月27日(日)の20時から24時まで。この特番『JRN報道特別番組「総選挙2024 <ザ・ジャッジ> 有権者の審判は」』は、22局のネットワークを通じて届けられ、最大28.56%というシェアを獲得。これにより同時間帯での聴取者数では2位に10%の差を付けての首位となりました。
今回の特番では、TBSラジオの人気番組『荻上チキ・Session』の司会者である荻上チキ氏と、現役のTBSアナウンサー・山本恵里伽さんが進行役を務めました。番組には、ライターの武田砂鉄さんや、フォトジャーナリストの安田菜津紀さん、NO YOUTH NO JAPANの代表である能條桃子さんといった論客も参加し、政治の最新情報や有権者の声を直接反映する充実した内容となりました。
聴取者の信頼を勝ち取る
この特番は、単なる報道にとどまらず、与野党の政治家たちが有権者の“ジャッジ”にどのように答えるかというテーマで進行されました。選挙にはなくてはならない有権者の声を集めることに特化したこの試みは、リスナーに対して深く訴えかける形となり、聴取者の共感を得ることができました。
加えて、現代的な報道手法を取り入れ、YouTubeライブやTikTok LIVEなどのプラットフォームでの中継も実施しました。これにより、放送を見逃した方も後のアーカイブで視聴できるよう配慮されており、時代に即した柔軟な対応が見受けられます。
有料アフタートークも実施
放送後には、有料の配信トークイベント『最速振り返り!今回の選挙特番どうだった?』も開催されました。このアフタートークでは、選挙取材に基づく現場の裏話や特番の内容を掘り下げる貴重な機会が提供され、参加者からポジティブな反応が得られました。視聴チケットの価格は一般が2000円、学生割引が1000円と、手頃な価格設定も多くの人々の参加を後押ししました。
リスナーのフォローアップ
特番は放送後1週間、radikoのタイムフリー機能を使って聴くことが可能です。また、YouTubeにもアーカイブが公開されており、視聴者が簡単におさらいできるよう工夫されています。これにより、さらに多くの人々が選挙とその重要性について考えるきっかけを得ることでしょう。
このように、TBSラジオが行った衆院選特番は、単なる情報提供にとどまらず、リスナーとの距離を縮め、有権者の声を効果的に反映させることに成功しました。今後もこのような試みが続くことを期待しています。