車の売買から整備までをサポートするサイト「CARTOGO」の新機能

新たに生まれた「CARTOGO」の機能

車の売買サイト「CARTOGO（カルトゴ）」を運営する株式会社トロイカ（東京都港区）は、2012年から続くこのサービスに、新しい機能として「車回りの仕事のマッチング」を加えました。この機能により、ユーザーは単に車を売買するだけでなく、名義変更や車検、整備など、車に関連する様々な業務を一元的に利用できるようになります。これは、取引後も継続的にサポートを提供できるプラットフォームとして、ユーザーにとって利便性を大いに向上させるものです。

新たなビジネスモデルの構築

これまで「CARTOGO」は車の個人売買を主なサービスとしてきましたが、新機能の追加により、その範囲が広がります。受注を受ける側には、行政書士や整備工場、板金工場などがありますが、これらの業種はこれまで十分なネットを活用できていませんでした。そこで「CARTOGO」に参加することで、既存の数万人のユーザーに直接アプローチし、低コストで集客可能な新たなビジネスモデルを構築することが期待されています。

クラウドソーシングの波

また、マッチングサイト内には一般の個人が受託できる仕事も多く含まれています。過去に中古車販売店で働いて経験がある方なら、特別な資格を持たなくても仕事が可能です。これにより、最近注目されている「クラウドソーシング」のような形でも活用でき、副業を希望する方々にとっても便利なプラットフォームとなるでしょう。すでに「駐車場を貸してほしい」「ファンベルトを交換してほしい」といった依頼投稿が行われています。

中古車オークションとの連携

さらに、中古車業界特有のニーズも満たす投稿がなされています。毎日全国で開催される「中古車オークション」において、出品車の下見や写真撮影を依頼する投稿も見受けられます。この業務は、中古車オークション業者からの需要が非常に高く、今後この機能の活性化が期待されています。

手数料と今後の展望

CARTOGOは、機能追加に伴い、手数料を3月末まで無料とし、その後は成約金額の15%から20%を手数料として徴収します。ただし、車の売買については、現在のところ手数料を設定していません。また、参加中の中古車販売店には月額2,980円からの利用料が発生します。

今後の目標としては、4月末までの3ヶ月間で仕事の累計投稿数1,000件、流通総額2,000万円を見込んでいます。決済機能の追加や評価システムなども随時実装していく計画があります。これにより、さらに多様なサービスを提供し、ユーザーの満足度を高めていくことが見込まれています。

新たな取り組みによって、「CARTOGO」は車の売買に関心があるユーザーを広げ、マッチング機能の強化が期待されるでしょう。トロイカの今後の展開に注目です。
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