表彰の模様を紹介
2021-10-12 00:00:01
日本応用地質学会が特別表彰を実施!竹村氏と阿蘇火山博物館に栄誉
日本応用地質学会が特別表彰
2023年10月、一般社団法人日本応用地質学会は特別表彰の授与を行い、竹村公太郎氏と阿蘇火山博物館がその栄誉を受けました。両者とも、自身の活動を通じて地理学や防災に大きく貢献しており、その功績が称えられました。
竹村公太郎氏の受賞理由
竹村公太郎氏は、先駆的な執筆活動で知られており、『日本史の謎は地形で解ける』や『地形から読み解く日本の歴史』など、多くの著書を通じて地形と歴史の関連性を一般に広めてきました。また、彼は水害や自然災害に関する重要な知見を提供し、国土計画にも貢献しています。
特に、彼は講演活動を通して、一般市民の防災意識の向上を図り、国土の防災と土地利用の重要性を力説してきました。近年の大規模水害が相次ぐ中で、彼の知識と経験はますます重要なものとなっています。
受賞に際しての竹村氏の談話では、建設省での初めての現場経験や、アーチダム設計の過程を振り返りながら、応用地質学の発展に寄与できたことを誇りに思うと共に、感謝の意を表しました。彼にとって、この受賞は技術者としてのキャリアの集大成を意味するものとなったでしょう。
阿蘇火山博物館の受賞理由
次に、阿蘇火山博物館もまた特別表彰の栄誉を受けました。博物館自体、阿蘇山という活火山の知識を広めるための重要な役割を果たしてきました。さらに、ジオパーク活動を通じて火山学を多角的に普及し、防災教育の支援にも取り組んでいます。
特に「噴火の記憶データベース」プロジェクトを通じて、地域の小学校との連携を強化し、科学的な理解と防災意識の向上に寄与しています。厳しい自然条件下においても、博物館は地域の人々に貴重な知識と支援を提供する役割を果たしています。
阿蘇火山博物館の代表者も受賞にあたり感謝の言葉を述べ、今後の活動に向けての励ましを感じたと語りました。また、引き続き地域社会に貢献していきたいという意欲を示しました。
表彰式の様子
表彰式には、日本応用地質学会のメンバーや関係者が出席し、竹村氏と阿蘇火山博物館への感謝の意を示しました。タイムリーなこの表彰は、地形学や防災教育が今後一層重要になることを示すものです。無事に受賞した両者への祝福の声が贈られ、会場は温かい雰囲気に包まれました。
このような活動がさらに広がり、今後も地域社会に貢献することへの期待が高まる中、竹村公太郎氏と阿蘇火山博物館のさらなる活躍に目が離せません。
会社情報
- 会社名
-
一般社団法人 日本応用地質学会
- 住所
- 東京都千代田区神田駿河台2-3-14お茶の水桜井ビル 7F
- 電話番号
-
03-3259-8232