旅行アプリ『NEWT』発表、サステナブルツーリズムの先進自治体TOP30を選定！

旅行アプリ『NEWT』、サステナブルツーリズムの先進自治体TOP30を発表

株式会社令和トラベルが運営する旅行アプリ『NEWT（ニュート）』は、9月25日の「SDGsの日」に合わせ、全国1,741自治体から選出される「サステナブルツーリズム」先進自治体TOP30を発表しました。

サステナブルツーリズムとは？

サステナブルツーリズムは、単に環境に配慮した旅行のことを指すのではありません。訪れる観光客と地域の人々が互いに尊重し合い、持続可能な豊かさを生む新しい旅行のスタイルです。『NEWT』のリサーチ部が、再生可能エネルギーの利用や地域循環、文化の継承、誰もが楽しめる観光の実現、さらにはSDGsの推進力といった観点から独自の評価を行いました。

この取り組みは、未来を変える一歩として「参加型の旅」の参考になるものです。次回の旅行を計画する際には、ぜひこのランキングを活用してください。

評価軸によるランキング構成

今回のランキングは、「環境への配慮」「地域経済への貢献」「文化・伝統の継承」「インクルーシブ観光」「未来性・SDGs推進力」の五つの評価軸（各100点満点）に基づいています。この独自の調査と評価により、上位に選ばれた自治体はどれも独自の取り組みを行い、地域資源の活用が進められています。

1位〜10位の自治体に迫る

1位：熊本県阿蘇市（97点）

熊本県阿蘇市は日本のサステナブルツーリズムの先駆けとして1位に選ばれました。その評価は観光と「千年の草原」の保全を結びつけた循環モデルにあります。観光客が草原を楽しむだけでなく、その保全に貢献する仕組みが非常に高く評価されています。観光庁「サステナブルな旅アワード」の大賞にも輝いており、国際的にも注目されています。

2位：宮城県東松島市（96点）

震災復興をSDGsの視点で進めた結果、宮城県東松島市が2位に輝きました。地元の歴史や震災の記憶を伝える「宮城オルレ奥松島コース」が特に評価され、観光を通じた学びの場となっています。国際的にも評価されており、観光客は地域貢献を体感しています。

3位：長野県白馬村（95点）

観光と環境負荷の最小化に注力する白馬村は、通年を通じて多様なアクティビティを提供しています。また「ゼロカーボンシティ」を宣言し、再生可能エネルギーの活用を進めることで、サステナブルな環境を実現しています。

以下、4位〜10位を紹介

4位には世界遺産「白川郷」のある岐阜県白川村、5位には「ゼロ・ウェイスト」の取り組みが有名な徳島県上勝町、6位には歴史的資源を活かした観光モデルを展開する愛媛県大洲市、7位にはその美しい自然環境を生かした香川県小豆島町・土庄町、8位にはウェルネスツーリズムを推進する栃木県那須塩原市、9位には自然を体験するみなかみ町、そして10位には文化を活かした観光資源の三好市が名を連ねています。

次世代の旅行業界に向けて

今回のランキングでは、日本のサステナブルツーリズムが単なる流行ではなく、地域が抱えるさまざまな課題を解決するための手段として進化していることが明らかになりました。多くの地域が持続可能なモデルを構築し、観光を通じた地域貢献の新たな価値観を示しています。これにより、訪れる人々は旅行を通じて地域の文化や歴史に深く触れられ、豊かな体験を得ることができるでしょう。

このような取り組みが進化し続けることで、日本の旅行業界が持続可能な方向に進むことに期待が高まります。次回の旅行では、今回のランキングを参考にし、地域貢献につながる旅を楽しんでみてはいかがでしょうか？