保育園ポポラーが
この度、保育園ポポラーとその運営会社、株式会社タスク・フォースが手作りおもちゃコンテスト『あそコン』を初めて実施しました。このコンテストは、年間を通じて重要視される子どもたちの特性に応えるために開催されたもので、児童の“好き”や“得意”に着目した、おもちゃ作りを促進しています。
「発達凸凹サポート」とは
『発達凸凹サポート』は、子ども一人ひとりの特性を認識し、彼らの成長を支えることを目的とした取り組みです。現場スタッフが“できない”ことだけに焦点をあてず、子どもたちの得意な部分に目を向けることが強調されています。これにより、保育園現場ではオーダーメイドのような手作りおもちゃが日常的に生まれています。
あそコンの実施概要
2025年8月に開催されたこのコンクールでは、全国の保育園から合計304作品が集まりました。応募者は、園部門と個人部門あわせて、189作品と115作品が寄せられました。審査委員会は、有識者による評価を行い、全10作品を受賞作品として選出しました。今回のコンテストは、スタッフや保育士たちが日々の保育活動で得た知見やアイデアを具現化する貴重な機会となりました。
受賞作品の特徴
受賞作品の多くは、子どもたちの発達段階や興味に基づいて作られたもので、身の回りの材料を使って安全性にも配慮されています。技術の向上を促す工夫、例えば巧緻動作の練習や感覚刺激を通じた集中力の促進など、これらの作品には多様な遊び方が反映されています。子どもたちに特有の個性を尊重した“パーソナライズ”が共通のテーマとなっています。
温かい評価を受けた受賞作品に関しても紹介します。
阿川賞受賞作品
1.
くるくる回してのせてミーナ
トングやスプーンを使い、遊びながら発達を促進。視覚的アイデアが豊富で、段階的な挑戦が可能。
高畑賞受賞作品
2.
ポポラッコのわくわくパソコン!!
ボタン押しの楽しみを追求し、さまざまな感覚遊びへと発展させたユニークなデザインが評価されました。
次回の展望
今回のコンテストは成功を収め、次回の開催が決定しました。株式会社フレーベル館とともにさらなる魅力あるコンテストとして発展する予定です。子どもと保育士、さらには保護者とのつながりを深める試みとして、この活動は続けていきます。
まとめ
保育園ポポラーの取り組みの本質は、単におもちゃ作りにとどまらず、子どもたちの成長を多角的に支援することにあります。『あそコン』を通じて、スタッフ一人ひとりが子どもたちの特性を理解し、個性に応じたサポートを行う重要性を再認識しています。今後もこのような取り組みが広がり、すべての子どもが豊かな育ちを実感できる環境が整っていくことを期待したいと思います。