メニコンとZeveroが手を組んでESG経営の新時代を切り開く
日本のアイケアを牽引する株式会社メニコンが、グローバルな脱炭素経営を支援するスタートアップ、Zeveroとの協業を開始した。この新たな連携は、同社のESG(環境・社会・企業統治)管理体制の高度化を図るもので、特に温室効果ガス(GHG)排出量の管理に重点を置いている。
サステナビリティ基準に基づく経営判断
メニコンは、国際的なサステナビリティ開示基準、具体的にはSSBJ(サステナビリティ基準委員会)や欧州CSRD(企業サステナビリティ報告指令)を経営に組み込むことを目指している。この協業を通じて、メニコンはグローバル全拠点でのGHG排出量の統合的管理と一貫したESG情報の管理体制を確立し、持続可能な成長を進める意向だ。
Vision2030に向けたESG経営の強化
メニコンは、「Vision 2030」という中期経営計画を掲げており、これに基づき環境に配慮した製品開発やプラスチック資材のリサイクルにも積極的に取り組んでいる。また、グローバル化が進む中で、新たなESGマネジメント体制を必要とされている。本協業は、そのニーズに応える形となる。ESGは単なる報告に終わらず、企業価値の向上に繋げるための基盤が整備される。
Zeveroの役割
Zeveroは英国に本社を置き、AIを活用したGHG排出量の算定・管理を行うSaaSプラットフォームを提供する企業だ。メニコンに対しては、ダブルマテリアリティ評価の実施や、世界各地でのGHGの算定支援を行っている。また、EcoVadisやCDPを含むESG質問票へのAI活用支援を提供し、メニコンのESGデータ基盤を構築している。
持続的成長を目指す取り組み
特に欧州では、サステナビリティ情報開示の重要性が増している。メニコンは特定の規制にのみ対応するのではなく、将来を見据えたESG体制を整えることで、投資家や取引先との信頼関係を高めようとしている。Zeveroは、国際基準に精通した専門家の知見を活かして、メニコンのESG経営をグローバルに推進していく。
企業の未来を見据えるコメント
メニコンのサステナビリティ戦略室の室長、伊藤里美氏は「地球環境を守り、持続可能な社会を創造することが私たちの責務であり、ZeveroのAI技術を活用しながら、サステナビリティパフォーマンスを世界に報告していく」とコメントしている。また、Zeveroの代表、谷内樹生氏は「メニコンのESG経営を共に構築できることを嬉しく思う。AIと専門知識を融合させて、持続可能なビジネスを推進していく」と語った。
メニコンとZeveroの企業理念
株式会社メニコンは、1951年の設立以来、コンタクトレンズやアイケアソリューションを世界中で提供し続けている。 「より良い視力の提供を通じて広く社会に貢献する」という理念のもと、瞳の健康を重視した製品を開発している。
一方、Zeveroは企業のサステナビリティ戦略を支援するため、AIを駆使した排出量管理やESG開示のサポートを行っている。両社の協業は、環境に対する真摯な取り組みの象徴であり、これからの持続可能な社会に向けた一歩となるだろう。