11月23日、東京のホテルニューオータニにて「第17回IIBC高校生英語エッセイコンテスト」の表彰式が開催されました。このコンテストは国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)によって運営され、毎年全国の高校生を対象に、多様な価値観を持つ人々との交流から得た気づきを英語で表現することを目的としています。
本年度の参加者は過去最多となり、個人部門では224校から433作品、団体部門では68校から3,936作品が寄せられました。参加者たちの思いを込めた各作品は、国際理解やコミュニケーションの重要性を強調しており、審査員たちもその力強いメッセージに感銘を受けました。
表彰式には、最優秀賞や優秀賞を受賞した学生たちが出席し、心温まるスピーチを行いました。最優秀賞に輝いた圡屋 遼人さんは、障がいのある同級生との経験から「コミュニケーションの本質」をテーマに執筆し、英語学習の成果を表現しました。彼のコメントは、沈黙の大切さとその意義を示唆するものであり、参加者全員に感動を与えました。
受賞者の中には、優秀賞の菅原 俐亜さんや、特別賞を受賞した呉 潤希さん、岡村 昊虹さんなど、各地域から優れた作品を発表した学生たちが名を連ねています。特に、呉さんは日米協会会長賞も受賞し、その才能が認められました。
また、団体部門では奨励賞が与えられ、愛知県立豊田東高等学校や鹿児島育英館高等学校など、活躍した学校が多数表彰されています。これにより、教育機関としての取り組みが評価され、今後の国際理解に寄与することが期待されています。
今後もIIBCは、英語力を高めるためのプログラムを通じて、若者たちが国際社会で活躍するスキルを身につける手助けをしていきます。表彰式の様子や受賞者の紹介は、公式ホームページにて詳細が掲載されていますので、ぜひご覧ください。
この表彰式を通じて、参加者たちが国際的な視野を広げ、これからの社会に貢献する力を身につけていくことが期待されます。コロナ禍の影響で様々な制約があった中でも、若い才能たちはコミュニケーションの大切さや多様性を受け入れる姿勢を示しました。
さらなる発展を目指し、来年以降もこのコンテストが多くの若者に刺激を与え、参加者が自身の言葉で世界に発信できる場となることを願っています。