Xandrが標準化を導入
2021-12-02 09:00:04
Xandrがビデオ広告の標準化を実現し収益の向上を目指す
Xandrがビデオコンテンツのメタデータ標準化を推進
2021年12月2日、東京にてAT&Tのアドテク部門であるXandrは、自社プラットフォームに新たな機能を加え、ビデオ広告のためのコンテンツメタデータの標準化を発表しました。この新しい取り組みは、パブリッシャーにとってプレミアムビデオコンテンツの収益を向上させる助けとなることを目指しています。
これまでプログラマティック広告領域では、テキストベースの環境に基づくコンテキシャルソリューションが主流でした。テキストすることでURLが分かれば、そのコンテンツを簡単に類別し理解することができましたが、ストリーミング環境におけるビデオコンテンツは状況が異なります。URLやアプリが特定されていても、ビデオではコンテンツが頻繁に変わってしまうため、正確な分類が難しいのです。そのため、パブリッシャーごとに異なる方法で分類されることが多く、バイヤーによるビデオインベントリ全体に対する予測やターゲティング、取引が困難でした。
Xandrは、コンテンツメタデータの標準化を通じて、パブリッシャーとバイヤーがビデオコンテンツをより適切に扱えるようにすることを目指しています。具体的には、Xandrの独自基準によって数千の固有ジャンルを標準化し、配信タイプ、配信期間、ジャンル、プログラムタイプ、評価、ネットワーク、言語など多様な要素をカテゴリに分けて整理します。
さらに、パブリッシャーがメタデータを簡単に送信できるようにするため、複数の統合オプションを提供し、ライブコンテンツの自動マッピングも実現します。これによって、Xandr Monetizeを通じて取引されたコネクテッドTV(CTV)インプレッションの50%以上が、コンテンツメタデータを含むものとなっている状況です。
Xandrの製品管理部門のディレクターであるLynn Chealander氏は、ビデオ広告の成長に合わせて、コンテンツメタデータの標準化を進めることで、パートナーがプレミアムビデオへの理解を深められるようサポートしていると語っています。彼によれば、ビデオメタデータを活用することで、パブリッシャーはコンテキシャルオーディエンスのニーズに応え、収益を拡大できるとのことです。
さらに、Eric Fitzpatrick氏(Glewed TVの戦略担当VP)は、Xandrの新機能を通じて、バイヤーに対して合理的かつ正確な取引を提案できるようになったと述べており、マーケットプレイスの透明性が向上することで収益増加が期待できるとしています。
Xandrは、AT&Tのアドテク部門として世界的なプレミアム広告市場をリードしています。Xandr InvestやXandr Monetizeといったデータ分析プラットフォームを通じて、バイヤーやセラー双方の投資収益率を最大化しています。AT&Tは143年以上にわたってデータとテクノロジーを駆使し、情報提供を行いながら消費者体験の向上にも貢献してきた企業です。
会社情報
- 会社名
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Xandr. Inc
- 住所
- 東京都港区六本木1-4-5アークヒルズサウスタワー 16階
- 電話番号
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