GCPJのベンチャー売却
2021-07-20 15:10:00

GCPJ、戦略的SSI投資モデルを駆使しベンチャー企業を売却

GCPJが注目のSSI投資モデルに基づきベンチャー企業売却へ



Global Catalyst Partners Japan(以下、GCPJ)は、その特異な投資手法である「ストラクチャード・スピンイン投資モデル」を駆使し、戦略的なベンチャー企業の売却を発表しました。このモデルは、社内の新規事業アイデアを成長させるための重要なツールとして機能しています。

GCPJのビジョン


GCPJは、「イノベーション母集団の拡大」「失敗を許容する場の提供」「イノベーション人材育成」を掲げ、IT分野を中心としたマルチステージのベンチャー投資ファンドとして、シードからグロースステージまで幅広く支援を行っています。

これまでの実績として、1号ファンドで6社、2号ファンドで8社のSSIベンチャー企業を設立し、活発な事業創出を続けています。GCPJは、引き続き様々な分野で新規事業を推進しつつ、このをモデルの成功事例を広める計画です。

SSI投資モデルの魅力


管理されたリスク


このモデルを利用することで、有限責任組合員(LP)として参加した企業は、高い不確実性を伴う初期段階の新規事業を独立したベンチャー企業として運営しながら、リスクを限定し、スピード感を持ってビジネスの発展を見極められます。これにより、通常のインハウス開発では得られない柔軟性や機動力を獲得できます。

優先交渉権


また、LP企業に対しては、対象のベンチャーの買収に関する優先交渉権が事前に与えられます。これによって、事業が進行する中で自社に取り込むかを見極める機会が生まれ、多角的なビジネス展開が可能となるのです。

キャリア開発の場


さらに、LP企業からの人材は出向等を通じてベンチャー企業に参加できるため、リスクが存在してもセーフティーネットを持ちながら実務に携わり、従業員自身のキャリア開発を図ることができます。これにより、失敗を恐れず学び成長する環境が整っています。

売却案件「休日ハック!」の詳細


今回の売却対象となったのは、ライオン株式会社と共同で立ち上げた「休日ハック!」という企業です。この事業は、ライオンが社内プログラム「NOIL」で選ばれたアイデアを基にしています。具体的には、日常の生活に新たな体験を提供することを目的とし、ユーザーの要望と予算に基づいて未知の体験を企画し、協力先と共にサービスを提供しています。

ユーザーはサービスを利用する際、体験の詳細は当日まで明かされないため、特別なワクワク感を得ることができます。この取り組みは特に、COVID-19の影響を受けた「お出かけ需要の減少」にも対応できる「おうちハック!」を展開するなど、時流に即した反響を呼びました。

この事業は、開始からわずか1年で多くのメディアに取り上げられ、ライオンとの間で設定したマイルストーンを達成し、2021年6月には売却の方針が決定しました。このように、GCPJが提案するSSIモデルは、大企業における新事業開発の成功例として脚光を浴びています。

結論


GCPJは今後も多くの企業と連携し、ベンチャー投資の活性化を推進していくことを明言しています。特にこのSSIモデルは、従来の枠を超えて新たなビジネスチャンスを提供し、イノベーションの母集団拡大を目指す取り組みとなっています。どのような次の成功事例が生まれるのか、期待が高まります。

会社情報

会社名
Global Catalyst Partners Japan投資事業有限責任組合
住所
東京都港区南青山1-1-1新青山ビル西館7階
電話番号

トピックス(経済)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。