韓国コスメ「FORENCOS」がベトナム市場に進出
韓国のビューティーコスメティックブランド「FORENCOS」が、ベトナム市場をターゲットに行うEC販売支援を本格化させることが発表されました。この支援は、BPaaS(Business Process as a Service)モデルの「グローバルECソリューション」を活用し、包括的な販売体制を整えることを目的としています。
BACKGROUND
FORENCOSは1988年に設立された創業36年のブランドで、急速に成長を遂げてきました。今年の5月からは日本市場でのECモール内販促活動やインフルエンサーを通じたマーケティングを支援してきました。そして今回、急成長を遂げるベトナム市場でもその支援を行うことになりました。
ベトナム市場の成長
ベトナムは若年層が多く、経済が急成長している背景があります。特に中間層の拡大により、消費意欲が高まり、美容や個人ケアに対する関心が著しく上昇しています。女性の経済的自立が進む中、スキンケアやメイクアップ商品への支出は続々と増加しており、2023年の化粧品市場規模は約7億5,440万米ドルと見込まれています。また、2024年から2030年にかけて、年平均成長率(CAGR)は約5%を記録し、2030年にはおおよそ10億2,960万米ドルにまで達する見込みです。
提供されるサービス
新たなEC進出にあたり、FORENCOS社は現地のECサイト構築や運用を行います。「AnyX」を使用してEC運営・分析業務を、さらに「AnyLogi」による物流管理も取り入れ、商品配送を円滑に行います。デジタルマーケティングに関しては「AnyDigital」を通じた施策や、生成AIを活用したライブコマースを実施し、販売促進を図る予定です。
コメント
FORENCOSのディレクターであるGwangmyung Song氏は、ベトナム市場が同社の東南アジアにおける成長戦略の中心であると語りました。そして、AnyMindのテクノロジーを活用することで、ベトナムの消費者と良好な関係を築いていけると確信しています。
またAnyMind Groupのヘッド・オブ・D2CおよびECエネーブメント、Huy Nguyen氏は、日本に続いてベトナム市場でも支援できることに喜びを表し、特にソーシャルコマースを通じてブランドの成長を支援していく意向を示しました。
FORENCOSについて
FORENCOSはサステナブルなコスメを推進するブランドとして知られています。2018年にはリップティントが注目され「国民ティント」として広まり、MZ世代の女性に支持されるブランドへと成長しました。このように、FORENCOSはすでに韓国内外で確固たる地位を築いています。
まとめ
今回の進出により、「FORENCOS」は新たな市場でさらなる成長を目指し、ベトナムの消費者へ向けたマーケティングを行うことで、国際的なブランドとしての認知度をさらに高めていくことでしょう。次なる成功に向けた挑戦が始まります。