研究者のための機能美が光る!ダルトン「MAGBIT」がグッドデザイン賞を受賞
株式会社ダルトンは、研究施設向け新ブランド「MAGBIT」で「2024年度グッドデザイン賞」を受賞しました。同社は、研究活動の効率化と快適性を追求したデザインが評価され、研究者のストレス軽減にも貢献する点が評価されました。
「MAGBIT」は、研究活動で発生する様々な問題を“行為のバグ”として捉え、研究者の視点で洗い出し、スムーズで美しい所作をデザインしたブランドです。「THINK Action」のコンセプトのもと、研究者に深く寄り添い、研究活動における最適解を創り出すという発想から生まれました。
今回の受賞について、審査員は「研究活動で発生していた迷い、誤認、非効率、不快感など、研究者が無意識に溜め込んでいたストレスを顕在化し、それらを解消する最適解を研究者の行為をデザインするアプローチで導き出した点が評価できる」とコメントしています。
具体的には、位置関係の見直しによるハンドルとノズルの直感的な対応付け、使用時の研究者の視線を考慮したサッシ枠やガラスの境目の改善など、研究者にとっての使いやすさと快適性を追求したデザインが評価されています。
機能性、安全性に加え、研究者にとっての情緒的価値も高めることで、理想的な研究環境を創り出すデザインが実現した点が評価され、「グッドデザイン・ベスト100」にも選出されました。
ダルトンは、2019年度に実験台「savanna+」でグッドデザイン賞を受賞しており、今回の「MAGBIT」で2度目の受賞となります。
研究施設事業への注力
ダルトンの研究施設事業では、ラボを単なる作業場ではなく、知的創造空間と捉え、研究者が抱く理想像を実現するために、さまざまな課題を抽出し、エンジニア力という基盤となる力をベースとした、幅広いソリューションで課題解決メソッドを実行することで、最適なワークスタイルを実現を目指しています。
同社は、低風量ドラフトチャンバーのパイオニアとして、気流技術で業界をリードする立場であると確信しており、有害物質を封じ込めるドラフトチャンバーの機能向上にも積極的に取り組んでいます。
今後も、研究者の安全・安心づくりに貢献できる技術革新を続けていくとしています。
ダルトンの事業
ダルトングループは、創業80周年を超える日本の老舗メーカーです。医薬・化学・生物・食品・精密機械などの研究開発機関・製造工場、教育機関や医療機関の様々な専門施設に対して、研究施設事業、教育施設事業、粉体機械事業、クリーン機器事業、半導体製造装置事業などの8つの事業を展開し、付加価値の高い様々な製品・サービスを提供しています。
今回の「MAGBIT」の受賞は、ダルトンの研究施設事業に対する取り組みが評価された結果と言えるでしょう。今後も、研究者にとってより良い環境を提供できる製品やサービスを開発していくことが期待されます。