大田区が誇るものづくり支援プログラムからの参加募集
東京都大田区は、創業支援の新たな取り組みとして、製品化を目指す起業家向けのアクセラレーションプログラム「六郷BASEものづくりCAMP」を2025年9月から開催します。本プログラムは、アイデアを具現化し、事業の拡大を狙う方々に向けたもので、参加者は約2ヶ月にわたりプロトタイプの製作やビジネスモデルの構築に取り組みます。
プログラムの概要
六郷BASEが運営する本プログラムは、「ものづくりのまち」として広く知られる大田区の強みを生かした内容です。大田区内のベンチャーフレンドリーな企業との関係構築や、試作室での開発支援を受けられるのが最大の特徴です。プロトタイプ開発のための工具や設備(3Dプリンターやレーザーカッター)を利用しながら、経験豊富な町工場の技術者からのサポートを受けることができます。
プログラム期間中、各種専門家による講義も行われ、ビジネスモデルの構築、資金調達、販路開拓といった事業運営に必要な知識を得ることができます。また、金融機関や企業とのプレゼンテーションの機会も用意されているため、実際にビジネスへと繋がるステップを踏むことができるでしょう。
参加対象
このプログラムは、製品化や事業化を目指す事業者や起業を志している個人が参加できます。特に、1年以内に起業予定か、創業後5年以内の事業者が対象となります。さらに大田区内での起業や取引を検討している方には最適な機会ととなっています。
支援内容
- - 熟練技術者によるサポート: 大田区内の企業の熟練技術者が参加し、具体的な助言を行います。実際の加工現場での体験も重要です。
- - 専属メンターの存在: スタートアップ支援の専門家が、ビジネスモデル構築や販路開拓に関する戦略を共に考え実行していきます。
- - 利用できるハードウェア: 期間中は、最新の試作室を無料で利用可能で、開発に集中できる環境が整っています。
目指すゴールと参加申し込み
参加者は、具体的な製品化の手段としてのロードマップを描くことができます。プログラムの成果を基に、他のアクセラレーションプログラムやビジネスコンテストへの応募、更には大田区内の企業や金融機関とのスムーズな交渉に繋がることが期待されています。
募集は2025年6月10日から7月31日まで。プログラム実施は、2025年9月7日から10月26日までの予定です。参加費は無料で、採択者は8名を予定しています。申し込みは、公式ウェブサイトからできます。
六郷BASEについて
六郷BASEは、大田区中小企業や地元起業家を支援するための専用施設です。3Dプリンターやレーザーカッターなどのツールが完備されており、ビジネスアイデアの試作品を実際に製作できる場所です。今後のものづくりに携わりたい方、大田区での起業を目指す方は、ぜひこの機会に参加をご検討ください。