Webフィルタリングサービス「InterSafe GatewayConnection」のアップデート
アルプス システム インテグレーション株式会社(ALSI)は、クラウド型次世代Webフィルタリングサービス「InterSafe GatewayConnection」の新しいバージョンを2025年8月11日から提供します。今回のアップデートでは、教育機関向けに即時規制解除機能を強化し、授業環境でのWebサイト利用をより円滑にすることを目的としています。
アップデートの背景
文部科学省が進めるGIGAスクール構想の中で、教育現場は1人1台のデバイスを活用する機会が増加しています。この流れに伴い、授業で多数のWebサイトを情報収集のために使用することが求められてきました。しかし、既存のフィルタリングサービスでは、アクセス規制を解除するためにはシステム管理者の承認が必要だったため、教員がその場で柔軟に対応することが難しい状況でした。そこでALSIは、教員がより自由にWebサイトの利用を管理できるように、このアップデートを行うことになりました。
新機能の詳細
新たに導入される規制解除申請機能では、児童・生徒が授業中に特定のWebサイトの閲覧許可を求めることができるようになります。教員はそのリクエストを受け取った後、授業の進行に合わせて規制を解除することが可能となります。この機能により、従来の運用に比べ、より効率的かつ柔軟な学習活動を実現し、教員の負担を軽減することが期待されています。
さらに、今回のアップデートでは、Chromebookユーザー向けにフィルタリングを無効にしたWebサイトのアクセスログを取得できるようになります。これにより、児童・生徒がどのようなWebサイトを利用しているかを把握でき、教育現場での利用状況の可視化が進むことで、より効果的な指導が可能になるでしょう。
Microsoft Entra IDとの連携
アップデートでは、Microsoft Entra IDとの連携機能も強化され、iOSデバイスにおけるユーザー認証が可能となりました。これにより、シングルサインオンが実現し、管理者の運用負担がさらなる軽減につながります。
InterSafe GatewayConnectionについて
「InterSafe GatewayConnection」は、マルチデバイスに対応したクラウド型Webフィルタリングサービスです。WindowsやiOS、Android、Chrome OSなど、さまざまなデバイスで利用でき、場所やネットワークを問わずWebアクセスを柔軟に制御できます。特にGIGAスクール構想に則った安全で安心な学習環境を提供し、教員と生徒の双方にとって利便性の高いツールとなっています。
まとめ
ALSIは、IT環境の変化に迅速かつ柔軟に対応し、教育機関におけるデジタルソリューションの進化を支えています。今回のアップデートを通じて、教育現場でのより効果的なWeb活用が促進されることが期待されます。今後もALSIは、企業の競争力強化と業務改革に寄与するさまざまなソリューションを提供していく所存です。