日立ソリューションズの新UI刷新で社内依頼対応が劇的改善

日立ソリューションズの新しい挑戦

グループタスクリマインダーサービスのUI刷新

株式会社日立ソリューションズ（本社：東京都品川区、取締役社長：森田英嗣）は、社内依頼の管理や通知を効率化する「グループタスクリマインダーサービス」のユーザーインターフェース（UI）を刷新しました。この新しいUIは、2023年7月23日から導入され、従業員の業務効率を向上させることを目標としています。

依頼対応率の驚異的な向上

このリマインダーサービスは、日立ソリューションズ内での実績をもとに開発され、依頼対応率は67%から98.2%にまで向上しました。この改善は、多くの社内依頼に対する迅速な対応を可能にし、従業員の作業負担を軽減しています。新UIは「行動変容を促すデザイン」をテーマに、仕組みを考え直し、ナッジ手法を取り入れることで、行動を自発的に促進することを狙っています。

ナッジによる行動変容のメカニズム

新しいUIは、依頼事項を可視化し、未実施の人数を示すことで、応答率を高める工夫が凝らされています。例えば、期限内に回答を行った従業員にはサンクスメッセージやメダルが提供され、達成感を刺激します。これにより、業務への参加意識が高まり、依頼を発信する側の負担も軽減されるのです。実際に、日立ソリューションズの導入後、150人の従業員のうち118人（78.6%）が期限内に対応するようになりました。

従業員の意識改革

新UI導入後に行われた従業員アンケートでは、83.8%が「依頼対応に前向きになった」と回答しました。このデザイン変更が、従業員の意識を変えるきっかけとなったことが伺えます。日立ソリューションズは今後もITを用いてガバナンスを強化し、生産性を更に向上させる施策を講じていく考えです。

現代の企業が直面する課題

昨今、企業では情報セキュリティ対策やガバナンス強化に伴い、従業員への教育や調査の依頼が増加しています。そのため、全ての依頼が履行されることが求められていますが、対応が滞る従業員が一定数存在するのが現実です。日立ソリューションズはこうした課題に対し、効率的なタスク管理を行うサービスを提供してきました。

今後の展望

今後、リマインダーサービスは、日立グループを含む38社、12万人以上のユーザーによって利用される予定です。この新しいUIの導入によって、従業員の業務効率が更に向上することが期待されています。日立ソリューションズは、技術を駆使して企業の継続的成長を支援し、安全で快適な社会の実現に向けて貢献し続けます。