AQグループ受賞の木造実験棟
2024-10-17 22:58:59

地域の木造建築技術を牽引するAQ Groupのグッドデザイン賞受賞

AQ Group、グッドデザイン賞を受賞した「構造実験棟」



埼玉県のAQ Groupが設計した木造平屋建ての「構造実験棟」が、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する2024年度グッドデザイン賞を受賞しました。この施設は、512㎡の無柱の大空間を実現し、木造建築の新たな可能性を示す技術革新の場となっています。

「構造実験棟」の特徴



この木造実験棟は、埼玉県上尾市の木造建築技術研究所内に位置し、2024年4月に完成しました。その広さは、15,000㎡を超える敷地の中で、AQ Groupが提供する技術開発拠点として機能します。特に中小企業や大学と連携することで、住宅用から中大規模の木造建築の研究開発を支援する役割も果たしています。

高度な技術力



「構造実験棟」内部には、住宅用一般流通材を使用した合理的な木造トラス構法が採用されています。この構法により、シンプルかつ華奢な構造を実現しながら、16mのスパンを超える広い空間を創出しました。また、内部空間は木をあらわし、木質的な美しさを際立たせています。

この施設では、様々な試験が行える機器が設置されています。「水平加力試験機」や「鉛直加力試験機」などを用いた実物大の耐震実験、耐雨・耐風などの実証実験が行われ、木造建築の性能が確認されています。特に、今回の受賞に関して審査員からも、「大空間を無柱で実現した点が評価された」とのコメントが寄せられました。

木造建築の未来



AQ Groupは、木造建築の普及を目指す取り組みを続けています。これまで、30点のグッドデザイン賞を受賞しており、2022年には「超空間の家」が、2023年には「普及型純木造ビル川崎5階建てモデル」が受賞しました。この受賞によって、AQ Groupは木造建築のデザイン力と技術力をさらに推進しています。

特に、今回の「構造実験棟」の成功は、非住宅分野での木造建築の普及を促進させる重要な舞台となるでしょう。業界の中小ゼネコンや地域工務店と協力し、技術の共有を図る「フォレストビルダーズ」という組織も結成しています。これは、倉庫や事務所などの非住宅木造建築への需要が高まる中で、木造建築の普及を目指すものです。

技術の進化



AQ Groupは、「AQダイナミック構法」「木のみ構法」などの独自技術を結集し、8階建ての本社ビルや木造マンションシリーズ「AQフォレスト」に応用しています。この技術は、注文住宅アキュラホームにも反映され、耐えうる強度を兼ね備えた建築が現実となっています。

未来を見据えて


AQ Groupが手掛ける「構造実験棟」は、木造建築における新たな基準を打ち立てるものです。地球規模でのカーボンニュートラル社会の実現へ向け、木造建築の可能性を追求し続けるAQ Groupに期待が寄せられています。今後も、新しい技術の開発を進め、地域に根ざした木造建築を推進していく姿勢を貫いていくことでしょう。

このような取り組みは、木造建築の未来をより明るく照らすことになるのは間違いありません。AQ Groupが築く木材の未来に、ぜひご注目ください。


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会社情報

会社名
株式会社AQ Group
住所
東京都新宿区西新宿2-6-1新宿住友ビルディング34F
電話番号
03-6302-5001

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