新しい映像体験:Apple Immersive Videoと「LiVS」
最近、映像制作の分野で画期的なニュースが舞い込んできました。Amplium, Incは、Appleの革新的な商用カメラ「Blackmagic URSA Cine Immersive」を使用した映像を国内で初めて公開しました。この映像は、人気アイドルグループ「LiVS」のパフォーマンスを撮影したもので、超高解像度の3D映像と空間オーディオを用いて、まるでその場にいるかのような没入感が体験できる作品となっています。
「LiVS」とは
「LiVS」は、「Life is Very Short」の略で構成されるアイドルグループです。このグループは、コンニチハクリニック、スズカス・テラ、ミニ・マルコ、ランルウの4人から成り立っており、昨年のデビュー以来、ロックやポップスを中心に独自の音楽スタイルを追求しています。特に彼女たちは、ただの「KAWAII」アイドルとしてではなく、音楽シーンに真摯に向き合うアーティストとしての存在感を示しています。
2023年8月13日にデビューし、2025年8月18日には恵比寿LIQUIDROOMで最大規模の2周年記念ライブを予定しています。このように、その活動は常に注目されており、ファンの期待も高まる一方です。
「Blackmagic URSA Cine Immersive」の魅力
「Blackmagic URSA Cine Immersive」は、180度のステレオスコピック三次元映像を撮影するために特別に設計されたハイエンドカメラです。Apple Vision Pro向けに最適化されており、業界初の商用カメラとして、多くのプロフェッショナルから注目を集めています。特に、約5,987万画素のイメージセンサーと16ストップのダイナミックレンジを搭載しているため、緻密な立体映像の記録が可能です。
映像制作の裏側
このイマーシブビデオ作品のディレクターは、株式会社コンセントの渡邊徹氏です。彼は今回の撮影において、距離感を特に意識したとのこと。LiVSのメンバーには、カメラをファンだと思ってパフォーマンスをしてもらい、振り付けも撮影に合わせた微調整が行われました。その結果、視聴者はまるで目の前でパフォーマンスを観ているかのような感覚を味わうことができるのです。
渡邊氏は、XRや生成AIなどの先端技術を駆使しながら、ユーザー中心の視点で映像制作を行っています。彼のYouTubeチャンネル「VR映像作家 渡邊課 課長」では、XR映像技術の普及にも力を入れており、幅広い視聴者に向けた情報発信を行なっています。
Ampliumによる配信
この新しい映像体験は、Ampliumというイマーシブビデオプラットフォームを通じて配信されています。高解像度な映像と音声技術を駆使し、ユーザーが自宅にいながらにしてリアルな会場体験を味わえる仕組みが整えられています。Ampliumには、クリエイティブで没入感のある映像の制作や配信支援に関する情報が掲載されていますので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。
新しい映像表現の未来を感じさせる今回のプロジェクトは、音楽とテクノロジーの融合による新たなエンターテインメントの一端を示しています。これからの「LiVS」の活動、そしてAmpliumの展開に、疑いなく目が離せません。