香害問題と取り組み
2025-07-22 18:05:04

香害が夏に増加!シャボン玉石けんが無香料・無添加石けん月間を推進

香害が夏に増えやすい理由と新たな取り組み



夏が到来すると共に増加するのが「香害」の被害。無添加石けんを手掛けるシャボン玉石けん株式会社(福岡県北九州市)は、今年の6月から7月にかけて、人工的な香料による体調不良の問題を深掘りするため「香害・化学物質過敏症に関する意識調査」を実施しました。この調査では、20歳から60歳までの男女383人を対象に行い、今夏も香害が危惧されています。

調査結果からわかる香害の実態



調査によると、人工的な香料による体調不良を経験した人の割合は、驚くことに全体の77%にのぼることがわかりました。また、具体的な症状としては、45%が頭痛やめまいなどの体調不良を経験していることが明らかに。香料入り製品を使用している人は79%で、特に柔軟剤やシャンプーの使用が多いことが特徴的でした。

さらに、柔軟剤の香りについての意見も多く寄せられ、41%の回答者が「他人の柔軟剤の香りは苦手」と回答する一方、59%が「自分の柔軟剤の香りは好き」と感じていることが分かりました。このように、香りの好みは著しく個人差があるため、自分にとっては心地良い香りでも、他者には不快な場合があるのです。

香害の認知度の向上



近年、香害が社会問題として取り上げられる機会が増えており、自治体の取り組みやメディア報道によって認知度は2020年から35%も上昇し、85%に達しました。この認知度の向上は、公共の場で香料使用に配慮すべきだという気運を高めています。また、当初は特定の層に限られた問題が、今や広く知られるようになり、社会全体での理解が進んでいることを示しています。

シャボン玉石けんの取り組み



シャボン玉石けんでは、毎年6月から7月を「無香料・無添加石けん月間」と定め、このテーマを広めるための活動を行っています。特に今年は、北九州の百貨店「小倉井筒屋」で、香害をテーマにしたコラボイベントを企画。いづつや饅頭とのコラボレーション商品を販売し、商品の販売価格は1個48円とリーズナブル。期間中の特別パッケージには、地元アーティストによる絵が使われており、地区の魅力も発信しています。

これに加えて、新聞での意見広告やショートドラマの公開、インフルエンサーを起用したプロジェクトなど、多角的にアプローチしています。特にデジタルネイティブ世代に向けた情報発信に力を入れることで、無香料、無添加の生活の心地よさを訴えかけています。

まとめ



私たちが日常的に使う製品に含まれる人工的な香料は、自分自身にとって心地よいと感じることがあっても、他人にとっては体調不良や不快感を引き起こしてしまう要因となります。調査によると、柔軟剤の使用者の約9割が規定量通り、または少なく使っていると回答しているにもかかわらず、他者の香りには苦手意識を持つことが多いのです。香害を防ぐためには、香料の代わりに無香料・無添加の製品を選ぶことが求められています。香害と化学物質過敏症の問題については、今後も社会全体で理解を深め、取り組みを進めていくことが重要です。


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会社情報

会社名
シャボン玉石けん株式会社
住所
福岡県北九州市若松区南二島2-23-1
電話番号
093-701-3181

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