中高生育て方ガイド
2025-05-13 15:10:24
発達障害を抱える中高生の育て方を解説した新書が登場
発達障害&グレーゾーンの中高生の育て方
2023年5月17日、新たな書籍『発達障害&グレーゾーンの中高生の育て方』が株式会社すばる舎より発売されました。この本は、2020年に刊行された『発達障害&グレーゾーンの小学生の育て方』の続編として登場し、特に思春期を迎える子どもたちを持つ親に向けた内容となっています。
思春期の子どもたちの特性
思春期は、身体的・精神的な成長が著しい時期であり、子どもたちは自我の確立の過程で戸惑ったり、周囲との違いを意識するようになります。また、この時期は反抗期が訪れ、親との関係が難しくなり、友人とのつながりがより重視されるようになります。これにより、育児における親のサポートは限られ、新たな悩みが加わるため、親にとっては非常にストレスの多い時期と言えるでしょう。
本書の特長
本書では、思春期に特有の悩みを取り上げ、具体的な解決策を示しています。各章では、家庭内の課題、学業に関連する問題、学校でのトラブル、進路選択の悩みなど、発達障害やグレーゾーンの特性を持つ子どもたちが抱える問題に焦点をあて、親がどう対処すればよいかを提案しています。
各章の内容
1. 思春期に加わる新たな困り事: 思春期特有の課題を把握し、理解を深めます。
2. 家庭での悩み: 親子間のコミュニケーションや日常のトラブル解決に向けたアドバイス。
3. 勉強の悩み: 学業に対する不安やモチベーションの維持方法。
4. 学校での悩み: 教育現場での困難や他の生徒との関係にどう向き合うか。
5. 進路の悩み: 高校選びや将来のキャリアについての考え方。
6. よい親子関係を築くためのヒント: 健康的な親子関係を築くための実践的なコツ。
7. 合理的配慮ハンドブック: 発達障害を持つ子どもへの配慮についての具体例。
実践的なアプローチ
書中には、先輩保護者の体験談を交えたアプローチが数多く紹介され、いかにして自立に向けたサポートを行うかについて具体的な対策も記載されています。例えば、子どもが自発的に行動できるよう促す方法や、親自身が心にゆとりを持てる関わり方が提案されています。
著者について
著者は、鳥取大学医学系研究科臨床心理学講座の教授である井上雅彦氏。医学博士であり、自閉症や発達障害に関する臨床研究に従事しています。専門的な知識をもとに、実践的かつ役立つ情報を親たちに届けてくれる本書は、多くの家庭にとって価値のある一冊となるでしょう。
本書は236ページにわたり、発達障害やグレーゾーンの子どもを持つ親にとっての強力なサポートとなることが期待されます。親たちはこの本を手に取り、自身の子育ての悩みに向き合う手助けを得ることができるでしょう。今後の子育てに役立つ情報が詰まった本書をぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。
会社情報
- 会社名
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株式会社すばる舎
- 住所
- 電話番号
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