AI×SECURITY|PSCとCoWorkerが共創する未来
株式会社ピーエスシー(PSC)とCoWorker株式会社が、新たなセキュリティサービスを共同で開発すると発表しました。これにより、2025年11月3日から「AI×SECURITY」をテーマにした「PSC AI SOCサービス」がスタートします。このサービスは、デジタルトランスフォーメーションのさらなる進展を支援することを目指しています。
1. PSCのこれまでの取り組み
PSCは1996年に設立以来、インフラやITマネジメントを支える事業を展開してきました。2013年には、脆弱性診断を皮切りにセキュリティ事業「PSC SECURITY」を立ち上げ、以来徐々にIBMセキュリティを中心とするサービスを拡大してきました。数多くの協業を通じて、ベンダーレスなセキュリティサービスを提供し、特に自社のSOC(Security Operation Center)では24時間365日の運用監視を行っており、多くの実績を有しています。最近ではMicrosoft Security分野でも注目される存在となっています。
2. CoWorkerの強み
一方で2023年に設立されたCoWorkerは、システム開発、ITコンサルティング、セキュリティの3つの領域において高い技術力を持つAIテクノロジーカンパニーです。保険DXやEV充電システム、医療VRなど、多岐にわたる開発成果を上げており、東京電機大学との連携を通じて、教育・研究機関とも共同でプロジェクトを推進しています。彼らの強みを生かし、PSCとの協業を通じて新しい「守りのセキュリティ」から「攻めのセキュリティ」へとシフトする試みが始まります。
3. 新たに誕生する「PSC AI SOC」サービス
この新サービスの主要な部分は、「PSC RedAgent」と「PSC BlueAgent」というツールに集約されます。
- - PSC RedAgent: 定型業務の効率化によるペネトレーションテストの自動化を実現し、診断にかかる時間を大幅に短縮します。
- - PSC BlueAgent: 自動化によりフォレンジック分析のスピードを向上させ、新たな分析手法の発見を促進します。これにより、従来のセキュリティ業務が大きく進化し、セキュリティ体制の強化に寄与します。
4. サービスの業界への影響
PSC SOCは、月間200社以上、300のプロジェクト以上を運用しており、AI技術の導入により、業務の効率化と精度向上の達成を目指しています。これにより、クライアント企業はより堅牢なセキュリティ体制を手に入れることが可能になるでしょう。また、両社の協力によって新たな価値がもたらされることを期待されています。
5. 企業の理念と今後の展望
PSCの鈴木代表取締役は「共創の精神」を掲げ、業界の諸問題に立ち向かう決意を表明しました。共に業界の英知を結集し、セキュリティレベルの向上を目指す中で、今後の展開に注目が集まります。CoWorker社も「社会全体のセキュリティレベルの向上に貢献したい」と述べ、両社の連携から新しいセキュリティのスタンダードが生まれることに期待が寄せられています。
今後のPSCとCoWorkerの協業による「AI×SECURITY」の進展から目が離せません。