秋田市と日本総研、GX関連産業の振興に向けた協定を締結
秋田市が再生可能エネルギーを活用する取り組みを強化するため、株式会社日本総合研究所(以下、日本総研)との協定を締結しました。この「GX関連産業の振興・集積に向けた協定」は、官民連携を基盤にして、秋田市が目指すグリーントランスフォーメーション(GX)関連産業の更なる成長を図るものです。
背景
秋田市は風力発電に適した気候条件を活かし、陸上で106,973kW、そして秋田港沖では洋上風力発電として54,600kWの発電設備が既に稼働しています。この地域は、特に洋上風力発電において、2028年頃には315,000kWの能力を持つ発電プロジェクトが計画されており、さらには400,000kW級の新たなプロジェクトも進行中です。これらの取り組みから、秋田市は再生可能エネルギーの先進地域として位置づけられています。
加えて、秋田市は流域下水道を活用した再生可能エネルギー供給の事業計画により、国の脱炭素先行地域として認定されています。これにより、風力から得たエネルギーを地元で有効利用する仕組みを構築し、GX関連産業を育成し集積することを目指しています。
連携協定の具体的な内容
この協定において、秋田市と日本総研は多角的な施策を展開し、GX関連産業の振興を目指します。具体的には、スマートシティ構想の策定支援、日本総研が持つ専門知識を活かし、地産地消型の再エネルギー事業スキームを整備。これに加えてエネルギー関連インフラの計画策定や、新たな産業の誘致、専門的人材の育成に取り組むことが挙げられます。
将来的にはGX以外の地域課題や行政課題にも目を向け、官民連携による問題解決モデルの構築を図る計画です。本連携協定によって得られた情報やノウハウは、秋田市と日本総研間での共有に留まらず、国内のGX推進に向けても貴重な情報発信を行うことで、全国的な発展に寄与することを目指します。
お問い合わせ先
この取り組みに関する詳細は、以下の窓口までお尋ねください。
- - 日本総合研究所広報部:山口(電話: 080-7154-5017)
- - 秋田市産業振興部新エネルギー産業推進室:藤原(電話: 018-888-5743)
これからの秋田市の動きに注目が集まります。地域のリーダーシップを発揮し、持続可能な未来に向けての道筋を切り開いていくことが期待されます。