冬に気を付けたい「むくみ」の原因と対策
冬は体温が低下することで血流が悪化し、むくみが起こりやすくなります。特に正月という特別な時期、私たちは普段以上に食事が偏りがちで、結果として顔や脚に余分な水分が溜まり、「むくみ」を引き起こすことが多いのです。実際、全国で「むくみ」に悩む人は約380万人に達しています。この現象は見た目の問題だけでなく、時に健康に深刻な影響を及ぼすこともあります。そこで今回は、冬に特に気になるむくみの原因とそれに対する対策を専門医のアドバイスを交えてご紹介します。
むくみとは何か?
むくみ(浮腫)は、体内の水分が異常に溜まることによって引き起こされる現象です。これは生理的な現象であり、誰にでも起こり得るものですが、原因を理解し適切に対策を講じることが重要です。特に寒い季節、血管やリンパ液の循環が悪くなることでむくみが生じやすくなります。
冬にむくみが起こりやすい理由
寒い時期は体が冷えることで、血流が滞り、むくみの原因となります。加えて、外気温が低いと体温を保とうとするために、体内の水分を保持しがちです。これがさらにむくみを助長するのです。
むくみを見分けるチェックリスト
- - 朝起きた時に顔がパンパンに感じる
- - 体重が急に増加する
- - 脚がだるく感じる
- - 指輪や靴がきつく感じる
これらの症状をチェックすることで、自分のむくみの状態を確認できます。
朝のむくみ、特に痩せ型の人に注意が必要
朝起きた時に顔がむくむのは、特に痩せ型の人に多く見られる現象です。睡眠中に水分が体の中で停滞しやすく、朝の目覚め時に顔のむくみを感じやすくなるのです。
助けが必要なむくみとは?
むくみの中には、危険を知らせるサインが隠れていることがあります。特に急激にむくみが悪化したり、痛みを伴う場合は、専門医の診察が必要です。これらは意外な大病の兆候であることもありますので、注意深く観察しましょう。
脂肪性浮腫の理解とその対策
近年注目される「脂肪性浮腫」は、脂肪と水分が合体したもので、見た目の変化が気になる人も多いでしょう。したがって、食生活の見直しは非常に効果的です。
食生活改善のポイント
1.
塩分の摂取を減らす
塩分を取りすぎると水分が体に留まりやすいので意識的に減少させましょう。
2.
水分をしっかり摂取する
水分を取ることで体内の水分バランスが整います。
3.
カリウムを豊富に含む食材を食べる
バナナやほうれん草、アボカドなどが効果的です。
自宅で簡単にできるむくみ改善法
冬場のむくみ改善に役立つ自宅でできる方法も多数あります。特にストレッチや軽い運動は血流を促進し、効果的です。また、むくみが気になる脚を高く上げたり、温かいお風呂に入ることで血行を良くすることもおすすめです。
この冬、むくみに悩まされないために、ぜひこれらの方法を取り入れて、健康を維持していきましょう!
【放送情報】
『健康カプセル!ゲンキの時間』
放送日:2025年1月12日(日)
時間:あさ7:00
メインMC:石丸幹二
サブMC:坂下千里子
番組HP:
健康カプセル!ゲンキの時間