三柱神社が本殿改修に向けたクラウドファンディングを開始
柳川市の三柱神社(所在地:柳川市三橋町高畑323-1)が、地元の名将立花宗茂公を祀る本殿の改修を目的としたクラウドファンディングプロジェクトを発表しました。このプロジェクトは、神社の長い歴史を次世代に受け継ぐための大切なステップです。資金調達は9月1日から開始し、10月31日までの60日間を予定しています。
三柱神社の歴史と立花宗茂公の意義
三柱神社は、初代柳川藩主であり、「西国一の強者」と言われる立花宗茂公、彼の岳父である戸次道雪公、また宗茂公の妻である誾千代姫の三神を祀っています。立花宗茂公は、関ヶ原の戦いで西軍に与した結果、領地を一度追われるも、その卓越した功績により再び柳川へ戻ることができた特異な大名です。このような背景から、宗茂公は「復活の神様」として多くの人々に崇拝されています。
クラウドファンディングの必要性
三柱神社は、平成17年(2005年)の火災により拝殿や楼門を含む多くの歴史的建造物が被害を受けました。しかし、本殿は唯一火災を免れており、神様の住まいとして非常に重要な存在です。それにも関わらず、他の建物の復元に資金が注がれ、本殿の修復が遅れています。現在、本殿は限界を迎えており、次の地震が起こると危険な状況です。2025年には御鎮座200年の節目を迎えるため、その前に本殿の修復が急務となっています。
プロジェクトの具体的な目標と期間
このクラウドファンディングでは、1000万円を目標に資金を募ります。資金の使途としては、本殿や瑞垣の改修が具体的に狙われています。プロジェクトの将来ブレインである三柱神社の宮司、立花誠太郎氏は「心のよりどころ」として本殿の復元を熱望し、その歴史的意義を多くの人に知ってもらいたいと考えています。支援者にはお守りや切り絵御朱印、オリジナル提灯などのリターンも用意され、参加しやすい設計となっています。
地元と観光の未来
宮司の立花誠太郎氏は、三柱神社が江戸時代から柳川を魔から守ってきたことを強調し、観光地としての役割を果たしながら、神社の使命を伝え続けてもらいたいと語ります。地域の魅力を再発見し、次世代に繋げていくために、皆さんの応援が必要です。
本プロジェクトは、多くの人々の力で次の100年への架け橋となることが期待されており、全国および世界中の方々に三柱神社を訪れてもらう大きな契機となるでしょう。資金調達へのご協力をよろしくお願いいたします。
プロジェクト概要
- - プロジェクトタイトル:三柱神社 第二弾|唯一火災を免れた、立花宗茂を祀る本殿を改修したい
- - 募集期間:2023年9月1日(金)10時〜10月31日(火)23時
- - 目標金額:1000万円
- - プロジェクト形式:All-in
- - 資金使途:本殿や瑞垣の改修
- - リターン例:本殿復興記念のお守り、切り絵御朱印など
- - URL:READYFORプロジェクトページ
公式SNS
このクラウドファンディングを通じて、立花宗茂公の精神が多くの人々に伝播すること、三柱神社が今後も長い歴史と文化を担っていくことを祈ります。