日本初開催の世界食品安全会議2018
2018年3月5日から8日、東京のグランドニッコー台場にて「世界食品安全会議2018」が開催されます。この会議は、世界食品安全イニシアチブ(GFSI)が主催する年次イベントであり、日本で初めての試みとなります。
GFSIは、消費者のために安全な食品を提供することを目的とし、食品安全管理システムの改善に取り組んでいます。2000年の設立以来、世界中の食品業界を巻き込み、食品安全性を高めるための活動を展開してきました。
会議のテーマと講演者
今年のテーマは「いつでもどこでも安全な食を(Safe food for consumers everywhere)」です。会議では、イオン、コストコ、マクドナルドなど著名な企業の代表者が登壇し、食品安全に関するさまざまな視点を提供する予定です。特に、食品業界の最新トレンドや消費パターン、サプライチェーンの管理に焦点を当てます。
参加者は、他国の食品業界リーダーたちとの情報交換ができ、ネットワーキングの貴重なチャンスを得ることが期待されています。この会議は、食品安全への意識を高めるための重要なプラットフォームとなるでしょう。
食品安全の重要性
消費者の信頼を獲得するためには、食品の安全性が不可欠です。FMCG(日用消費財)分野のリーダーたちは、食の安全を最優先課題として捉えています。不祥事が一度起これば、ブランドの評判は大きく損なわれます。GFSIは、食品業界全体の質を向上させるために、協力や革新的なアプローチを推進しています。
GFSIのディレクターであるヴェロニク・ディスクール-ビュオー氏は、東京での開催を楽しみにしていると述べ、食品安全の確保の重要性とその必要性について議論されることに意気込みを示しました。
コストコジャパンの日本支社長ケン・テリオ氏も、「業界の垣根を越えた食品安全に関する取り組みの学びの場となる」と期待を寄せています。イオンの岡田元也氏は、食品安全文化の変革に向けて、リーダーたちと共に取り組むことができる機会を重視しています。
GFSIについて
GFSIは、業界のエキスパートが協力してフードサプライチェーン全体の安全性を向上させるための取り組みです。行政や学術機関、サービスプロバイダーなどの多様な参加者が集まり、知識を共有しながら食品安全の管理向上を図っています。GFSIは、技術的なワーキンググループや地域イベントを通じて、業界全体の食品安全意識を高める活動をしています。
詳細情報は
GFSI公式サイトを参照してください。日本で初めて開催されるこの歴史的な会議に参加することで、食品安全についてさらに深く理解し、業界の未来に貢献する知識を得ることができるでしょう。