戸隠地域の資源を活かした新たな挑戦
長野県長野市、戸隠スキー場では、2024-2025シーズンから新たにリニューアルされるスノーパーク「SLOPE NINJA(忍者スロープ)」の設置準備が進められています。この取り組みは、地域の文化や資源と共存し、その魅力を広めようとする試みです。
茅を活用したスノーパークの特徴
リニューアルされるパークエリアでは、戸隠門前地域に特徴的な茅葺き屋根からインスパイアされた茅を使用したパークアイテムを設置します。これまでスキー場には自生する茅があったものの、ほとんどが未利用状態でした。しかし、環境を考慮した持続可能なスノーアクティビティのあり方として、このプロジェクトでは自然資源の循環を努力しています。
降雪状況に合わせたオープン予定
新たなスノーパークのオープンは、降雪状況に応じて段階的に進められ、早ければ2024年の年末には一部エリアが利用可能になる見込みです。茅を取り入れたスキーの楽しみ方は、子供たちにも大変人気があり、観光客に新たな体験を提供することを目指しています。
「KAYA-GARI WORKSHOP」の開催
このプロジェクトに合わせて、ユーザーも参加できる「KAYA-GARI WORKSHOP」が予定されています。参加者は自ら茅を刈り、その茅を使ってパークアイテムを制作する体験ができます。このワークショップは、地域の魅力や文化を学びながら楽しむことができます。
ワークショップの詳細
- - 日時: 2024年11月16日(土)9:30〜16:00(雨天時は翌日に順延)
- - 場所: 戸隠スキー場中社ゲレンデ及び越水ゲレンデ
- - 講師: 渡辺拓也(縄文屋根)
- - 参加費: 無料(保険代別途)
- - 持ち物: 汚れても良い服装、帽子、長靴など
- - 特典: 戸隠スキー場1日リフト券、戸隠そばランチ
午前中は茅刈り体験や戸隠地域の文化について学び、昼食後にアイテム制作に移ります。 参加者には、茅刈りに必要な道具が提供されるほか、ケガなどに際しての応急処置も用意されていますが、最終的には参加者本人が責任を持つ必要があります。
雪板ワークショップの新たな試み
さらに、翌日11月17日には「雪板ワークショップ」も開催されます。このイベントでは、参加者が自分だけの雪板を製作するというユニークな体験が提供されます。
- - 日時: 2024年11月17日(日)10:00〜15:00(前日が雨天の場合、16日に開催)
- - 場所: 戸隠スキー場越水ゲレンデ前広場
- - 講師: 五明淳(芽育雪板)
- - 参加費: 35,000円(税込)
- - 特典: 戸隠スキー場1日リフト券、戸隠そばランチ
雪板の製作には、板をカットしたりアウトラインを引いたりする過程が含まれ、参加者は自らの作品を手に入れられます。スノボの感覚で雪上を楽しむ雪板は、多くの愛好者に支持されています。
まとめ
戸隠スキー場は、地域の文化や資源を活用した新たな試みを通じて、スノーアクティビティの新しい楽しみ方を提案しています。2024年のシーズンに向けたこの取り組みは、地域活性化だけでなく、雪と自然を楽しむ新しい形を提供するものです。