新たな製造プラットフォーム「MOJO」とは
株式会社JDSCが日本の製造業を次の時代へと導くために立ち上げた「ものづくりJob Shopコンソーシアム」、通称「MOJO」。このプラットフォームは、スキルの高い中小製造企業が集まることで、業種や技術分野を越えた連携を実現し、新たな価値を創出することを目指しています。
MOJOの目的と特徴
日本のものづくり力を次世代に継承
JDSCは、ものづくりの伝統と技術を次世代へと引き継ぎ、製造業の持続的な進化を図ることを目的としています。「MOJO」は、この理念を具体化するために設立されたものであり、多様な専門性を持つ企業が集まるプラットフォームとして機能します。これにより、各社の強みを掛け合わせることで、単独企業では実現できないような複雑部品の製造や新技術への素早い対応が可能になります。
フラットな受発注体制
このプラットフォームでは、従来のピラミッド型の下請け構造から脱却し、透明性の高いフラットな受発注システムを採用。オープンなデジタルプラットフォームを利用して、リアルタイムな加工条件や品質データの共有を行います。これにより、発注者と受注者の双方にとって生産リードタイムの短縮、コストの最適化、品質の安定化といったメリットがもたらされます。
高付加価値製品の共同開発
MOJOは、特に高付加価値製品を共同で開発することにフォーカスしています。切削加工や溶接、表面処理、組み立てなどそれぞれの分野での高度な技能を持つ企業が互いに連携し、新たな市場の開拓を加速します。また、製造におけるサステナビリティも重視しており、熟練技能のデジタル化や標準化を進め、次世代の技術継承に貢献することを目指しています。
ハードとソフトの総合的な課題解決
「MOJO」では、製品設計から試作、量産、さらには製造コンサルティングやAI・データサイエンス技術を駆使した製造プロセスの最適化まで、幅広い分野での問題解決を支援する体制が整っています。これにより、製造に関わるあらゆるフェーズに柔軟に対応し、実践的な提案が行えるようになっています。
今後は、さらなる参画企業の拡大を目指し、国内外の先端技術や技能を結びつけ、匠の技と大手企業の開発力・市場力が協力し合える新たな産業エコシステムを構築し、日本の製造業をUPGRADEしていく考えです。
参画企業一覧(2025年6月26日時点)
- - 株式会社JDSC【AI・データサイエンス / 製造コンサルティング】
- - 株式会社Jpキュービック 【樹脂精密加工】
- - 三栄精機株式会社 【金属精密加工 / 5軸精密加工】
- - ニッシン・パーテクチュアル株式会社 【微細レーザー加工】
- - アルゴヴィジョンテクノロジズ株式会社 【流体研磨】
- - 不二エム・アンド・シー株式会社 【精密シャフト加工 / 装置開発】
- - 有限会社長谷川加工所 【大物加工 / 5軸加工】
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JDSCの役割
JDSCは製造業だけでなく、物流、エネルギー、ヘルスケア、公共など様々な分野で社会的な課題を解決すべく活動しています。次世代のものづくりを通じて、より良い未来を築くために日々努力を重ねています。彼らのビジョンと取り組みは、今後の日本のものづくりを大きく変えていくことでしょう。