飯田市が新しい居住スタイルを提唱するコンソーシアム設立
飯田市、東海旅客鉄道(JR東海)、株式会社SUITEN、Airbnb Japanの4者は、二地域居住推進コンソーシアムの設立を発表しました。この取り組みは、国土交通省が進める「二地域居住先導的プロジェクト実装事業」に採択されたものであり、将来計画されているリニア中央新幹線長野県駅(仮称)の設置を見据えています。これにより、地域住民と新たな居住者が共に地域の価値をつくり出す「共創人口」の育成を図ります。
コンソーシアムの目的
飯田市は、リニア中央新幹線によるアクセス向上を背景に、持続可能なまちづくりを推進します。このプロジェクトでは、地域内外の人々が持つ知見を活かし、地域のプレイヤーと連携して「通う理由」と「共に活動する場」を創出します。目的は、地域資源を再読みし、二地域居住の新しいモデルを構築することです。
共創人口の重要性
国土交通省の調査によると、全国の関係人口は約2263万人にのぼりますが、近年減少傾向にあります。この状況に対処するためには、地域との関わりを持ち、地域資源を「自分ごと」として育て合う「共創人口」の概念が重要です。このコンソーシアムでは、外部からの訪問者を単なる参加者とせず、地域づくりの主体として迎え入れる新たな関係性を築いていきます。
コンソーシアムの各参加者の役割
- - 飯田市: プロジェクト全体の統括及び二地域居住推進制度の構築を担当します。
- - JR東海: 旅行促進サービス「conomichi」を通じて、都市部の人材と地域をつなぎます。
- - SUITEN: 中長期滞在施設「HIGASA」を整備し、地域のプログラムをリードします。
- - Airbnb Japan: ホームシェアリングのネットワークを活用して、地域宿泊事業の振興を図ります。
実施される施策
具体的には、以下の施策が実施されます。
- - 地域資源のフィールドリサーチを行い、参加者間で地域資源を分析します。
- - リサーチ結果をもとに、地域内外へ発信するPR資産を作成します。
- - 空き家を滞在拠点「HIGASA」として整備し、地域内の交流の促進を図ります。
このコンソーシアムの設立を記念して、2026年7月20日にキックオフイベントを開催予定で、地域住民やメディアが集まる予定です。地域の未来を共に創造する機会として期待されています。
HIGASAについて
HIGASAは、「旅から仕事、暮らしまで。」をコンセプトにした交流拠点で、地域の若手や移住者が協力して改修を進めています。この場所は観光休憩所やコワーキングスペースからお試し移住住宅まで、多様なニーズに応える場所として機能しています。
地域との密接な関係を育みながら、新たなライフスタイルを提案していくこの取り組みは、飯田市の魅力を引き出す重要なステップとなるでしょう。地域資源を再発見し、共に成長する未来が期待されます。