水中撮影の新時代を切り開く「Discovery Stereo」のデモを横須賀で実施

水中撮影の新時代を切り開く「Discovery Stereo」

2023年2月5日からの2日間、株式会社東陽テクニカが神奈川県横須賀市にて、水中3Dモデリングカメラ「Discovery Stereo」のフィールドデモンストレーションを行いました。この製品は、カナダのVoyis社により開発された高画質なステレオカメラシステムであり、特に水中での精密な3Dモデル作成を可能にします。

高い精度を誇る水中カメラ

「Discovery Stereo」は、第三者機関であるBureau Veritas社の認定を受けたことから、その信頼性は証明されています。局所精度は±0.5ミリと高く、水中での構造物や生物の観察に大きな利点をもたらします。特にサンゴ礁などの育成過程の確認や、海洋構造物の点検において、その性能を最大限に発揮します。また、動体追尾にも優れた能力を持ち、リアルタイムで高精度な点群データを取得することができます。

デモンストレーションでは、ROV（遠隔操作無人潜水機）に搭載された「Discovery Stereo」が水中に投入されました。実際に水中構造物を捉えた際の画像は、驚くほどの鮮明さを持ち、参加者たちからはその解像度の高さに対し称賛の声が寄せられました。特に洋上風力発電の係留チェーンの監視活用に対する期待が高まりました。

環境保全と新技術の結びつき

株式会社東陽テクニカは、今後も本カメラを用いたデモンストレーションを積極的に推進し、水中映像における3Dモデリング技術の認識拡大を目指します。これにより、環境保全や洋上風力に関連する海洋調査の分野でも、技術の導入が進むことが期待されます。

製品特長

「Discovery Stereo」は、以下のような特徴を持っています。

- 高解像度画像の取得が可能。
- ROVの操縦カメラとしても利用できる。
- 内蔵モーションセンサーと高データ処理技術により、リアルタイムでの高精度な点群データの確認が可能。
- 収録したデータは動画や静止画として取得し、3Dモデリングや点群データとして利用することができます。

このように、本製品は海洋関係の建設工事や点検業界に革命をもたらす可能性を秘めています。今後の活用が楽しみです。

株式会社東陽テクニカについて

東陽テクニカは、計測技術の最前線を担う企業です。脱炭素やエネルギー、先進モビリティ、情報通信など、幅広い事業分野に取り組んでいます。さらに、独自の計測技術を活かした製品開発や新規事業への投資を行い、安全で環境に優しい社会の実現を目指しています。彼らの展開する最新の計測ソリューションは、技術革新を通じて持続可能な未来を築く重要な役割を果たしています。

詳しい情報は、株式会社東陽テクニカの公式ウェブサイトを訪れてみてください。