JKK住宅で暑さを乗り切る「涼み処」に潜入!
暑さ厳しい夏、私たちはいかにして快適な暮らしを送るかを考えなければなりません。特に高齢者や子育て世帯にとって、この季節は熱中症のリスクが大きくなるため、適切な対策が必要です。そんな中、東京都住宅供給公社(JKK東京)が施策として始めたのが「涼み処」です。これは、冷房の効いた快適な空間を提供し、地域住民の交流を促すプロジェクトです。
「涼み処」の設立経緯
「涼み処」は、住民からのニーズに応じて始まりました。高齢者がエアコンを使うことに躊躇する姿を見て、JKKの専門スタッフである住まいるアシスタントがサポートを試みたことがきっかけです。社会的なつながりを持たずに過ごす方々に対し、冷房完備の場所を提供することで、熱中症の予防とともに、地域の人々が触れ合う機会を創出することを目指しています。
実際のイベント内容
2023年7月からは福生市を中心に「涼み処」が本格的に始動しました。福生住宅では、生活支援コーディネーターの協力を得て、福生高校の生徒がボランティアスタッフとして参加。ここでは、住民たちがスマートフォンの使い方を相談する「スマホ相談会」や、自分の「推し」をデザインしたうちわを作成するイベントが行われました。「孫が好きなキャラクターの作品ができた!」という喜びの声があがる場面もあり、参加者同士の交流が自然に生まれていました。
さらに、練馬区のコーシャハイム光が丘第二では、夏休み中の小学生たちが手作りうちわを作るイベントが大盛況。無地のうちわにかき氷や花火の絵を描き、それぞれの個性を表現していく様子が見られました。保護者からは「家にいる時間が多くなり、子どもが外で遊べずに困っていたので、このような機会があって本当に嬉しい」と感謝の声も挙がっていました。
今後の予定
JKKは「涼み処」を8月や9月にも継続開催予定です。今後も地域住民との交流を促進し、安心できる居場所を作り出していくことを約束しています。さまざまなイベントを用意し、心地よい空間でのつながりを育む場を提供していく姿勢を続けていくでしょう。
【今後の開催スケジュール】
- - 小金井本町住宅:8月毎週水曜日
- - 小金井貫井住宅:8月8日、22日
- - 辰巳あけぼの住宅:8月20日
- - コーシャハイム中村北:8月20日
- - 越中島住宅:8月28日
- - 前野町第二住宅:8月30日、9月13日
- - 南葛西住宅:9月3日
地域住民同士が集い、楽しい時間を共に過ごせる「涼み処」。今後もその広がりに期待が高まります。