WWFと学ぶ!生物多様性スクール2024 第3回
森林大国日本の持続可能な森林保全について
世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)が主催する「WWFと学ぶ!生物多様性スクール2024」シリーズの第3回が、2024年12月11日(水)18:00から、オンラインにて開催されます。この回では、「森林大国日本の課題~持続可能な森林の保全と活用とは?~」というテーマで、日本の森林に関する様々な問題を掘り下げていく予定です。
日本は国土の約7割が森林である一方で、世界有数の木材輸入国となっています。そのため、国内の森を保全し、持続可能に活用することが求められています。しかし、戦後から続く輸入木材の増加は林業や製材業の衰退をもたらし、その結果、林業従事者の減少や高齢化、放置森林の増加といった深刻な問題を引き起こしています。このような森林の衰退は、炭素吸収機能や水源かん養機能の低下、さらには土砂災害の増加など、環境に与える影響も大きく、そこで生きる多様な生物にも危機的状況を強いています。
WWFジャパンは、これまでも輸入を通じた海外の森林破壊問題に注力してきましたが、今年からは宮城県南三陸町や岐阜県東白川村での連携活動を開始し、国内の森林問題に取り組む新たなプロジェクトにも着手しました。今回のセミナーでは、こうした国内の森林を取り巻く状況やWWFの新たな活動について深く知ることができる良い機会となっているのです。
参加方法やプログラム
参加希望者は、事前登録が必要です。登録は公式リンクから行うことができ、参加者にはZoomのリンクがメールで送付されます。プログラムは以下のように予定されています:
1.
18:00-18:05 イントロダクション
2.
18:05-18:20 井田氏によるテーマ解説
3.
18:20-19:10 WWFの天野陽介氏と井田氏の対話形式でのテーマ深掘り
4.
19:10-19:30 質疑応答
当日の参加が難しい場合でも、アーカイブ動画と資料が提供されるため、ぜひ事前に登録してください。
WWFジャパンについて
WWFは、1961年にスイスで設立され、現在では100カ国以上で環境保全活動を行っています。「人と自然が調和して生きられる未来」を目指し、サステナブルな社会の実現に向けた取り組みを続けています。特に、失われつつある生物多様性の保護や、地球温暖化防止に向けた脱炭素社会の実現を目指しています。
今回の生物多様性スクールは、過去のシリーズを踏まえ、WWFの活動を楽しくわかりやすく提示する新しい試みとして展開されています。さらに、モデレーターにWWFジャパン理事の井田徹治氏を迎え、彼が撮影した自然や生物多様性に関する貴重な写真を通じて、参加者に各回のテーマを解説してもらい、深い理解を促します。
WWFジャパンの活動に興味のある方や、持続可能な森林の保全に関心がある方は、ぜひこの機会に参加してみてはいかがでしょうか。