MXO 3オシロスコープ
2025-11-04 12:40:08

ローデ・シュワルツが発表したMXO 3オシロスコープの革新技術について

ローデ・シュワルツが発表したMXO 3オシロスコープの革新技術



ローデ・シュワルツが4月8日に発表した新しいMXO 3シリーズ・オシロスコープは、その高速性能、高精度、そしてコンパクトな設計が特長です。この新モデルは、MXO 4およびMXO 5シリーズで実現された次世代MXOオシロスコープ技術を採用しており、エンジニアたちに一層の利便性を提供します。

高速性能



MXO 3シリーズの全てのモデルは、最大99%のリアルタイム信号捕捉機能を備えており、その性能は競合他社のオシロスコープの最大50倍。これにより、細かな信号変化や散発的なイベントを瞬時に確認することができます。ローデ・シュワルツの最新鋭の MXO-EP演算処理ASIC技術に基づくこのシリーズは、以下のような優れた機能を実現しています。

  • - 450万波形/秒の更新レート: 業界で最速のレートで、ユーザーは信号の詳細を即座に検出できます。
  • - ゾーントリガによる60万イベント/秒: イベントを迅速に分離し、時系列や周波数領域の情報を得ることが可能です。
  • - 50,000回/秒のFFT: 他のオシロスコープに比べ、最大1,000倍の処理速度を誇ります。
  • - 60万回/秒の演算処理: 業界最高水準の高速性を持ち、正確な信号解析が可能です。

高精度



MXO 3シリーズは、先進的な設計技術を基に高精度な測定を行います。どのサンプリングレートでも12ビットの垂直分解能を実現しており、大きな信号の微細な変化を捉えます。さらに、HDモードでは最大18ビットの垂直分解能をもたらし、ノイズに埋もれがちな信号の詳細を向上させます。

また、MXO3はクラス最大のオフセット範囲を持ち、実際の測定システムのノイズを低減しながら、より多くの信号を鮮明にキャッチします。

コンパクトデザイン



このオシロスコープは、4チャネルおよび8チャネルのモデルを誇り、両モデル共にコンパクトな設計を特徴としています。混みあった作業スペースにも容易に置けるため、エンジニアは作業空間を有効活用できます。加えておしゃれなデザインと静音性も重視され、作業の集中を妨げません。

11.6インチのフルHD静電容量式タッチスクリーンを搭載し、使いやすいユーザーインターフェースを提供することで、長時間の作業も快適です。また、たった4kgの軽量設計により、持ち運びも簡単です。ラック5U設計としても収まるため、限られた実験スペースを効率的に利用可能です。

価格とモデル



MXO3シリーズは、幅広い帯域幅(100MHz〜1GHz)を提供し、価格も競争力があります。4チャネルモデルは1,012,000円から始まり、8チャネルモデルでも2,363,000円と手頃です。

ユーザーのニーズに応じて、アップグレードオプションも用意されており、デジタル16チャネルのミックスド・シグナル・オシロスコープ(MSO)や、高度なプロトコルデコードオプションなど、多彩な機能を引き出せます。

まとめ



ローデ・シュワルツのMXO3シリーズは、先進的な測定技術をコンパクトなデザインで提供し、エンジニアにさらなる可能性をもたらします。この製品は業界にも新たなベンチマークを設定し、より多くのユーザーに先進的な試験・計測ツールを提供することを目指しています。詳しい情報はローデ・シュワルツの公式ページをご覧ください。


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会社情報

会社名
ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社
住所
東京都新宿区西新宿7-20-1住友不動産西新宿ビル27階
電話番号

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