批評理論を通じて新たなマンガの楽しみ方を見つけよう!
人気の現代文講師、小池陽慈が贈る新著『マンガ森の彷徨いかた 批評理論で名作を楽しむ』が2024年8月2日に刊行されました。この書籍は、マンガという身近なメディアを通じて批評理論と文学理論を学ぶ機会を提供します。
書籍の概要
本書は、批評理論や文学理論の基本を平易な言葉で解説し、難解な概念でも分かりやすく理解できるように工夫されています。著者によれば、「言語相対論」や「テクスト」、「表象」などの難解な用語も、講義調の語り口で誰もが読み進められる内容となっています。
批評理論を知ることで広がる世界
小池氏は、批評理論や文学理論の基礎的な考え方を少しでも理解することが、文学、映画、アニメ、イラストやマンガ、さらにはゲームや広告などをより深く楽しむ手助けになると語ります。このような視座を持つことで、我々は生きる社会や世界を主体的に考えられるようになります。
本書を通じて得られる主なメリットには、以下のことが挙げられます。
1.
とっつきやすさ: マンガを取り扱っているため、批評理論を学ぶハードルが下がります。
2.
視点の多様性: 様々なメディアを、多角的に捉える力がつきます。
誰にオススメか
この本は、マンガや読書が好きな方、また自身の学び直しに興味がある方、そして現代社会をより深く理解したいと思っている方に特におすすめです。興味があれば、この機会に新たな視点を学んでみてはいかがでしょうか。
著者からのメッセージ
小池陽慈は、「批評理論や文学理論」と聞いて、難解そうと思う方が多いことを理解しています。実際、批評理論の多くは困難であることは否めません。しかし、彼が体験したように、その基礎に触れることで、さまざまな作品をより深く味わうことができるようになります。
本書では、彼の愛するマンガを通して、批評理論を開かれた言葉で学ぶ機会を提供します。また、名作マンガのストーリーにも少し触れるため、”ネタバレ”が含まれることがありますが、その内容は読者を魅了し、欲望を刺激するであろう作品ばかりです。
終わりに
『マンガ森の彷徨いかた 批評理論で名作を楽しむ』は、マンガを愛する全ての人々が新たな視点から作品に向き合うきっかけを提供します。この本が、批評理論や文学理論の魅力を体感し、マンガの可能性を広げる一助となることを期待しています。これからの作品との出会いを楽しみつつ、新たな考察の旅に出かけてみてはいかがでしょうか。
書誌情報
- - 著者名: 小池陽慈
- - 定価: 1,650円(本体1,500円+税10%)
- - ページ数: 160頁
- - ISBN: 978-4-385-36169-7
この著書の詳細は、
三省堂のウェブサイトをチェックしてみてください。