SBIグループ、レオスひふみとの合併契約を締結
2025年、SBIグローバルアセットマネジメント株式会社(以下、SBIAGM)とSBIレオスひふみ株式会社(以下、レオスひふみ)は合併契約を締結しました。この合併は、両社が2025年12月1日に効力を発生させる予定です。SBIAGMが吸収合併存続会社となり、レオスひふみが吸収合併消滅会社となります。
合併の意義と背景
SBIグループは、「顧客中心主義」を掲げ、常に顧客のニーズに応える金融サービスを提供してきました。特に、国内株式の売買手数料の無料化は、業界の先駆け的な施策として顧客から好評を得ています。この合併は、グループの総力を結集し、さらなる顧客利益の最大化を目指すものです。
資産運用ビジネスにおいて、SBIAGMとレオスひふみは、既存の資産運用事業の効率化を図るだけでなく、商品戦略の明確化を通じて、より緊密な情報伝達を実現しようとしています。この結果、競争力が強化され、最終的には個人投資家を始めとする顧客の利益に寄与することを目的としています。
合併の承認とスケジュール
合併の実現には、2025年11月下旬に予定されている両社の臨時株主総会での承認が必要です。合併効力の発生日は2025年12月1日となる予定です。ただし、その前にレオスひふみの普通株式は上場廃止となる見込みで、最後の取引日は2025年11月26日です。現在、レオスひふみの株式を保有している株主は、合併後にSBIAGMの株式と交換されることになります。この際、1株に対する割当比率は0.36株とされています。
株主への影響
合併によってレオスひふみの株主は、SBIAGMの株式を取得することになります。これにより、保有株式の数量が変わるため、一部株主には単元未満株式の取扱いや買取制度の利用が可能となります。
1.
単元未満株式の買増制度: 株主が保有する単元未満の株式をSBIAGMに売却し、単元株式(100株)に買い増すことが可能。
2.
単元未満株式の買取制度: 自らの単元未満株式を売却することができます。
また、本合併によるSBIAGM株式の発行はすべて新たに行われる予定です。これにより、将来的にSBIグループ全体の資産運用ビジネスの競争力が向上すると考えられています。
今後の展望
本合併は、共通の経営基盤を持つ企業間の統合であり、その後の運営についても順調に進められる見込みです。現時点では合併が2026年3月期以降の業績にどのように影響するかは検討中ですが、必要に応じて情報をオープンにする方針でいます。
SBIレオスひふみ株式会社は、2024年に新たに設立され、金融サービスへのアクセスを広げることを目的とした企業です。この合併は新しい金融サービスの進化を促進する重要な一歩とも言えるでしょう。今後の動きに注目です。