大阪中之島美術館が新たなアップサイクルプロジェクトを開始
大阪市中央区に本社を置く株式会社チクマは、衣服を通じて豊かな心を育てる「服育R」を提唱しています。そのチクマが、来る5月11日(日)に大阪中之島美術館で開催される《第9回アップサイクルワークショップ》に参画します。
このプロジェクトの斬新な点は、昨年実施した「没後50年 福田平八郎」展の垂れ幕を再利用することです。通常、展示終了後に廃棄される大型の垂れ幕が、参加者たちの手で星のフォトガーランドへと生まれ変わります。
参加方法とワークショップの概要
開催日
2025年5月11日(日)
開催時間
10:30〜11:30 及び 14:00〜15:00
開催場所
大阪中之島美術館 2階多目的スペース
募集人数
各回20名
対象年齢
小学校5年生以上
参加費
500円(税込)
申し込み方法
大阪中之島美術館のチケットサイトより
主催・協力・助成
Osaka中之島美術館やコニシ株式会社などが協力し合い、社会福祉法人いちょうの森が事前に垂れ幕をカットします。これにより、障がい者の支援にもつながる形となっています。この取り組みは、SDGsの精神にも通じ、「持続可能な社会」を目指す一環として位置付けられています。
過去のアップサイクルワークショップの成功事例
過去のワークショップでは、様々な展覧会の垂れ幕が、参加者の手により見事に生まれ変わっています。たとえば、第1回では「モディリアーニ」の垂れ幕をハンギングオーナメントへ、第3回では「ロートレックとミュシャ」の垂れ幕をクリスマスフラワーツリーにアップサイクル。参加者はアートを楽しむだけでなく、環境への意識も高めることができます。
大阪中之島美術館の役割
2022年に開館した大阪中之島美術館は、日本と世界の優れた美術を多数所蔵しており、街の芸術活動にも目を向けています。約6,000点を超えるコレクションを有し、「さまざまな人と活動が交錯する都市のような美術館」を目指しています。美術館の理念は、訪れる全ての人が気軽に楽しむことができる開かれた公共空間の提供です。
このようなワークショップを通じて、ただ作品を鑑賞するだけでなく、さまざまな視点からの学びと気づきを得ることができます。美術を通じてのコミュニケーションや、環境への配慮を学ぶ貴重な機会です。
まとめ
今回のワークショップは、古い垂れ幕をただ捨てるのではなく、新しい価値を見出す挑戦です。参加者が作り上げるフォトガーランドは、七夕の季節の飾りとしてもぴったりです。今後の予定や詳細は、大阪中之島美術館の公式サイトで確認できます。是非、心豊かなひとときを探しに、参加してみてはいかがでしょうか?