美のジュエリーを目指す新ブランド「BARYON TOKYO」
株式会社極東精機製作所(本社:東京都大田区)は、創業77年を迎え、これまで培ってきた精密旋盤加工技術を駆使し、新ブランド「BARYON TOKYO」をスタートさせました。この新ブランドの第一弾は、美と工業技術が融合した次世代マッサージツール「Baryon Roll」。
ブランドの背景とコンセプト
「BARYON TOKYO」という名は、素粒子物理学における“重粒子”から着想を得ています。このブランドは“三つの要素である人・モノ・技術”を「クオーク」に例え、それらが結びつくことで新しい価値を生み出すことを目指しています。私たちの日常の中に、美と健康をテーマにした新たな習慣を提案することが、このブランドの理念です。
「クセ」、つまり無意識な動きに注目し、それを理解・再構築して「良い習慣」に変えていくことが、BARYON TOKYOの製品によって可能になると考えています。
極東精機の卓越した技術力
極東精機は、日本国内でも稀な高い技術力として以下の能力を挙げています:
- - 難削材加工(チタンなどの高強度材の高精度仕上げ)
- - 偏心軸加工(高精度の回転部品に必要な複雑な形状の加工)
- - 開発・デザイン設計能力(加工から製品設計・ブランド開発まで)
- - 若手社員のチームワーク(20〜30代の若手が新事業を牽引)
こうした技術を融合させることで、工業製品を「ジュエリーのようなプロダクト」へと昇華する挑戦が続けられています。
「Baryon Roll」の特徴
「Baryon Roll」は、触れずにはいられない美しい形状を持っています。有機的でありながら工業的なデザインは、自然と手に取りたくなるものです。表面は金属加工の輝きを生かしつつ、肌に優しいテクスチャーが施されています。
設計思想
“クセを読む・整える・習慣化する”という設計理念のもと、日常生活での無意識な姿勢や癖を整えるために開発されました。これにより、筋膜、リンパ、神経に働きかけ、持続的に「良い習慣」へと導くことが期待されます。
安全性
このツールは、金属アレルギーリスクを約95%削減するアルマイト処理が施されており、クロム・ニッケルフリーで肌に優しい設計です。また、航空宇宙産業での加工技術に基づいて制作され、真円度は±5μmを誇ります。これにより、一般的な美顔ローラーよりはるかに高い安定性を実現しています。
医学的価値とデザインの融合
医学監修者の齊藤哲也氏は、「Baryon Roll」が美容だけでなく健康習慣にも寄与する可能性を指摘しています。肩こりやむくみの原因となる筋膜の癒着やリンパの滞りを改善するためのツールとして期待されています。
また、デザイナーの大口進也氏は、極東精機の技術の高さを評価し、その素材感を生かした独自のデザインが魅力であると語っています。このプロダクトは、単なる製品リリースに留まらず、経営の新たな方向性を示す重要な一歩となっています。
未来の展望
BARYON TOKYOは、「100年使える美の道具」をテーマに、次の製品としてリング型ウェアラブルウェイト「Baryon Weight」の開発を計画しています。極東精機の高い技術力を活用し、東京から世界へ向けて「美と工芸のブランド」を発信していく予定です。
会社概要
- - 会社名:株式会社極東精機製作所
- - 所在地:東京都大田区南蒲田2-19-4
- - 代表者:鈴木亮介
- - 設立:1948年
- - 事業内容:精密金属加工、美容・ライフスタイル製品の企画開発
- - URL:極東精機公式サイト
このように、BARYON TOKYOは今後の展開にも期待が寄せられています。