タイ発コーヒーチェーン「Cafe Amazon」が福島に初上陸、地域活性化に貢献

タイ最大のコーヒーチェーン「Cafe Amazon」が日本初上陸

タイからやってきた「Cafe Amazon（カフェ・アメィゾン）」が、福島県双葉郡川内村に日本初の店舗をオープンしました。2016年11月13日、コドモエナジー株式会社が手がけるこの新しいカフェは、震災からの復興を目指す地域への貢献を目的としているのです。

過去と未来をつなぐカフェ

川内村は、東日本大震災の影響を大きく受けた地域であり、震災後に唯一の喫茶店も閉店しました。この地域に新たな憩いの場を作り、人々の生活に喜びをもたらすことが期待されています。コドモエナジーの担当者は、「Cafe Amazonによって、地域経済の活性化を実現し、観光客の誘致を図りたい」とコメントしています。お店の開設により、村内外からの訪問者が集まることで、コミュニティの活気が再生することを願っているようです。

地域木材を利用した内装

「Cafe Amazon」の内装は、福島県産の木材を多く使用しており、地域の木材業界に寄与する意図があります。その背景には、東京大学の著名な建築家、隈研吾氏の協力もありました。このプロジェクトは、地域の復興とともに地場産業の振興を狙っているのです。

タイ本国の味を日本で楽しむ

タイでは約1,500店舗を展開する「Cafe Amazon」は、特にバンコクで親しまれています。川内村の新店舗で提供されるメニューには、主力の「アメィゾン（ホット）」、エスプレッソ、アメリカーノ、さらにはタイミルクティなどがあります。価格は250円から480円と手頃で、これから軽食やスイーツのメニューも増える予定です。新店舗ではタイから招聘されたバリスタが、タイ本国と同じクオリティのコーヒーを提供してくれるでしょう。