霞ヶ関キャピタル、神奈川県での新規HAZMAT倉庫開発
霞ヶ関キャピタル株式会社は、物流施設の新しい開発用地を神奈川県内に取得したことを発表しました。このプロジェクトでは、当社にとって初めてのHAZMAT(ハザードマテリアル)倉庫の開発が計画されています。これは、冷凍食品やリチウムイオンバッテリーなどの特殊な物品を安全かつ効率的に保管するための重要な一歩です。
取得の背景と目的
本プロジェクトは、2030年を目標としたフロン規制への対応や冷凍食品の需要増加、さらには2024年問題に伴う労働力不足や高齢化に対する対策として進められています。特に、冷凍冷蔵倉庫と冷凍自動倉庫の整備が急務となっていることに鑑み、当社は本プロジェクトを進めていくことに決めました。
HAZMAT倉庫は、化粧品やスプレー缶、アルコール消毒液などの日常でも見かける物品を扱う企業が増えているため、これらの保管ニーズが急激に高まっています。さらに、ハイブリッドや電気自動車に搭載されるリチウムイオンバッテリーの需要も増え続けており、これらを生産する工場の国内回帰に伴い、急速にHAZMAT倉庫が不足しています。
神奈川県は特にこの傾向が顕著で、HAZMAT倉庫の所管面積の変動率が最も高く、十分な供給が追いついていない現状があります。このため、当社は神奈川県内での倉庫開発を選んだのです。
プロジェクト概要
今回取得した用地は、約7,000㎡の広さを持ち、主にHAZMAT自動倉庫として利用される予定です。具体的な所在地については非公開のため詳しい情報は公開されていませんが、物流業界の中心である神奈川県に位置しています。
当社は、このプロジェクトにおいてHAZMAT倉庫の自動化についても検討しており、投資家を募りながら、より効率的で安全な物流施設を目指しています。
今後の展望
本件が2025年8月期の連結業績に与える影響は軽微であると予想していますが、今後重要な影響が明らかになった場合は速やかに公表を行う予定です。お客様のニーズに応じた次世代の物流施設を構築することで、持続可能な社会の実現にも寄与していきます。
霞ヶ関キャピタルは、「LOGI FLAG」プロジェクトを通じて、物流業界の課題を解決し、新たな価値を提供し続けることを目指しています。このプロジェクトは、今後の成長と革新の拠点となる可能性を秘めています。