Collableのリードユーザー制度
2022-11-18 10:00:01
Collableが新たに設立したリードユーザー制度の意義と未来
Collableが新設したリードユーザー制度の意義
Collableは、インクルーシブデザインの普及に向けた新たな取り組みとして、リードユーザー制度を設立しました。この制度の背後には、障害のある方々が持つ独自の視点を活かし、真の価値創造を実現しようとする意図があります。これまでの10年間、Collableは多くのプロジェクトを通じて、インクルーシブデザインの考え方を企業や行政に浸透させる活動を行ってきましたが、今回の取り組みはその集大成とも言えるでしょう。
インクルーシブデザインとリードユーザーの重要性
インクルーシブデザインとは、さまざまな人々を巻き込んで新しいアイデアを形成するプロセスです。特に、障害を持つ方々の参加は、リアルな体験や視点から新たな価値を引き出すことが期待されています。リードユーザーはその中心的存在であり、アイデアの発掘や進化において欠かせない役割を果たします。“リードユーザーがいなければ、真のインクルーシブデザインは実現できない”と言っても過言ではありません。
制度設立の背景
とはいえ、インクルーシブデザインの推進においてリードユーザーの数が不足し、その環境も整っていないという現実があります。ここに着目したCollableは、リードユーザーが自信を持って「副業」できる場を提供することを目指し、新制度の設立に踏み切りました。これにより、リードユーザーが利益を得ながら多様なプロジェクトに参加し、障害を持つ方々の参画の場を広げることが期待されています。
Collable認定リードユーザー制度について
新たに設立されたCollable認定リードユーザー制度は、Collableが実施する育成講座を修了した方々に認定が与えられます。認定を受けたリードユーザーは、Collableのパートナーとして様々なプロジェクトに参加できる機会を得ることができます。今後は特性や障害の範囲を広げ、多様なリードユーザーとの連携を深めていく予定です。
リードユーザー育成講座
この育成講座では、インクルーシブデザインの理念に沿った価値共創のための姿勢や技能を学びます。座学と実践を通じて、受講者はインクルーシブデザインの真髄を体得し、リードユーザーとしての資質を高めていきます。2022年12月17日には視覚障害者向けの説明会も予定されていますので、これからの挑戦に興味がある方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
実績と参加者の声
例えば、最近実施されたインクルーシブデザイン体験会では、視覚障害のあるリードユーザーが参加し、「絆創膏のデザイン」をテーマに議論が行われました。このプロジェクトを通じて、参加者は障害がある方の視点を理解し、業界にどのように役立てるかのヒントを得ることができました。参加者の中には、「障害者と対等に意見を交わせる体験ができた」といった声が寄せられています。
組織の概要と今後の展望
特定非営利活動法人Collableは、「誰もが社会に参画できる」未来を掲げ、障害の有無にかかわらず互いが協力し合うプロジェクトに取り組んでいます。今後はこの新制度を通じて、多様性のある社会実現に向けた活動をさらに進めていく計画です。これからのCollableに、ぜひご注目ください。
所在地は東京都文京区にあり、詳細は公式ウェブサイトでご確認いただけます。
会社情報
- 会社名
-
特定非営利活動法人Collable
- 住所
- 東京都文京区本郷3-27-2興正ビル 301
- 電話番号
-
03-6240-0490