スマートエデュケーションとCellbigが拓く新たな教育の未来
日本の教育業界に新しい風を吹き込む契約が、スマートエデュケーションと韓国のCellbig社の間で結ばれました。この新たな提携は、両社の強みを生かすことで、先進的な教育サービスを提供することを目的としています。
教育ICTの先駆者たち
株式会社スマートエデュケーションは東京を拠点に教育に特化したICTサービスを提供しており、株式会社Cellbigは韓国において、高度なAR・XR・AI技術を駆使した教育コンテンツを展開している企業です。2025年10月22日、東京都品川区にあるスマートエデュケーション会議室で基本契約の締結式が行われ、両社の共同事業が正式にスタートしました。
本契約に基づき、両社は「Keezle Global」という新サービスを日本市場に展開することになりました。このサービスはCellbigが開発した教育コンテンツを活用し、スマートエデュケーションの日本国内の流通ネットワークを最大限に利用します。
日韓の強力なネットワークを結集
提携により、スマートエデュケーションが日本全国で構築した1,500以上の教育・療育機関ネットワークと、Cellbigが韓国の幼稚園に提供してきたノウハウを組み合わせることで、両社の知見を融合させた教育サービスを展開していく予定です。このアプローチにより、日本の教育現場に適した形へのカスタマイズが行われます。特に、韓国市場での実績あるICTコンテンツやプログラムを日本の教育現場に最適化して提供することが、両社の目指すところです。
現場の声を反映した協業体制
契約締結後、両社は「製品」「コンテンツ」「事業」「支援」の4つの分野で共同協議体を立ち上げ、パイロットプログラムを開始しました。このプログラムに参加する教育機関からのフィードバックを基に、日本の教育環境に最適化されたサービスを開発する計画です。
Cellbig社の代表取締役、Sang Ro, Lee氏は、先進技術そのものではなく、子どもたちと教師の役に立つ教室の変化を重視していると語っています。「Keezle Global」を日本の教育スタイルに合わせて導入し、実際に成果を出すことが目標です。
一方、スマートエデュケーションの代表取締役社長、池谷大吾氏は、「遊びが『できた!』に変わる」ことを目指し、子どもたちの「やってみたい!」という気持ちを引き出すことに重きを置いています。楽しみながらスキルを伸ばせるサービスの提供を通じて、教育的な成長を促進するとしています。
未来への展望
両社は「技術を通じて子どもたちにポジティブな変化をもたらす」という共通のビジョンに基づき、教育現場に最適化された学びの体験を提供し続ける予定です。この提携が、日本の教育をより良くするための一歩となることを期待しています。